名称:「レトロ・モダン・おしゃれ 杉浦非水の世界」ヤマザキマザック美術館
会期:2023年10月27日(金)~2024年2月25日(日)
会場:ヤマザキマザック美術館
時間:10:00~17:30 (最終入場時間 17:00)
※土日祝 10:00~17:00(最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 ※ただし2024年1月8日、2月12日は開館
年末年始 12月29日~2024年1月4日
2024年1月9日(火)、2月13日(火)
観覧料:一般 1,300円(10名以上1,100円)
小・中・高生 500円
小学生未満 無料
※各種障害者手帳(ミライロID可)を提示の方とその同伴者1名は1,100円
※音声ガイド無料サービス
住所:〒461-0004愛知県名古屋市東区葵1-19-30
TEL:052-937-3737
URL:ヤマザキマザック美術館
日本のグラフィックデザインの先駆者 杉浦非水(すぎうらひすい 1876-1965)。多摩帝国美術大学(現 多摩美術大学)初代校長としても知られています。
愛媛県松山市出身の非水は東京美術学校日本画科を卒業後、師と仰いだ近代洋画の巨匠、黒田清輝(くろだ せいき)がフランスから持ち帰った1900年パリ万国博覧会の絵葉書や資料等によってアール・ヌーヴォーのデザインを知り、さらに1922-24(大正11-13)年のヨーロッパ留学によってアール・デコをはじめとするヨーロッパ美術・デザインの潮流に触れました。
非水は様々な影響を受けながらも、特徴を的確に捉える鋭い観察眼、時に繊細優美、時に大胆で力強い変幻自在な作風で、カルピスやヤマサ醤油、東京地下鉄道(現東京メトロ)、鉄道省(現JR)名古屋鉄道局などのポスター、ジャパン・ツーリスト・ビューロー(現JTB、日本交通公社)の機関誌『ツーリスト』、たばこのパッケージなど数々の名デザインを生み出し、近代化されていく日本の商業世界を彩りました。
特に三越との結びつきは強く、1908(明治41)年の入社以降1934(昭和9)年の退社まで、三越のポスターや広報誌『みつこしタイムス』『三越』などのデザインを一手に引き受け、「三越の非水か、非水の三越か」と言われたほどでした。
この展覧会では、ポスターや書籍・雑誌のデザイン、広告・商標・パッケージデザイン、写生を旨とした非水が丹精込めて制作した木版画集『非水百花譜』など数多くの作品を分野別に展観し、非水の魅力に迫ります。
また、非水の旅行鞄や滞欧日記、滞欧期スケッチ、『三越』表紙デザインを柄模様とした長襦袢、非水のポスター中の女性をほうふつとさせるレセプション・ドレスやシャネルのデイ・スーツなども合わせて展示。非水の生きた時代と足跡を多面的に紹介します。
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