生誕1250年記念特別展「江口寿史×ルカ・ティエリ展」イタリア文化会館

生誕1250年記念特別展「江口寿史×ルカ・ティエリ展」イタリア文化会館

名称:生誕1250年記念特別展「江口寿史×ルカ・ティエリ展」イタリア文化会館
会期:2023年9月1日(金)〜10月29日(日)
会場:イタリア文化会館 エキジビションホール
開館時間:11:00-17:00
料金:無料
休館日:月曜日
住所:〒102-0074東京都千代田区九段南2-1-30
TEL:03-3264-6011
URL:イタリア文化会館東京

東京で出会ったイタリアのコミックアーティストと日本のポップを代表するマンガ家によるクールでポップでちょっとレトロな都会感覚──それがTOKYO ARTE POP。
日本文化に憧れて東京にやってきたイタリア人コミックアーティスト、ルカ・ティエリと彼が敬愛する日本マンガ界のKING OF POPこと江口寿史──東京で出会った二人の交流とそれぞれの眼差しを通じて描かれた都市風景や人物像を中心に新作も含めた異色の展覧会が2023年秋いよいよ開催されます。
TOKYO ARTE POPはイタリア語で「東京ポップアート」を意味しますが、それは特定の時代の芸術様式やムーヴメントを指すものではなく、二人のアーティストの間に流れる共感や共鳴といった感情や情感とそこから醸し出される雰囲気やムード──クールでポップでちょっとレトロな都会感覚を表しています。
ポップ・アートとポップ・カルチャーを専門とするキュレーター・楠見清のコンセプトから生まれた「トーキョー・アルテ・ポップ」は、国境や時代を超えて浮かび上がる過去・現在・未来の東京の姿を一望する新しい視点の提案といえるでしょう。
日本のマンガや音楽に造詣の深いティエリと、ヨーロッパのコミックからも影響を受けながらポップな作風を確立してきた江口の間には、双方に行き交う文化的視点があります。その双方向性はヨーロッパにおけるジャポニズムや日本の近代西洋化といった歴史的交感の延長線上で今も引き継がれる文化的融合の縮図として見ることもできます。
二人の画風や題材はそれぞれ異なりますが、そこに共通するのは音楽やファッションといったポップ・カルチャーに対する鋭敏なセンス──日本のマンガ、アニメのみならず音楽ファンからも日本のシティポップが再評価され、現代日本のポップ・カルチャーが国内外から注目を集める中、「トーキョー・アルテ・ポップ」は日伊両国の視覚芸術と大衆文化の諸相を紹介するとともに、今を生きる私たちの「東京」と「アート」と「ポップ」のイメージを軽やかな色彩とタッチで感性的に浮き彫りにしていきます。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る