「新しい嘘」アート / 空家 二人

「新しい嘘」アート / 空家 二人

名称:「新しい嘘」アート / 空家 二人
会期:2023年09月15日~2023年10月09日
会場:アート/空家 二人
入場料:無料
開館時間:火、水、木曜日、休み (祝日営業)
   11時 – 19時
住所:〒144-0052 東京都大田区蒲田3-10-17
URL:アート / 空家 二人

近年、めざましい発展を遂げるAI。とりわけ高度な生成AIの登場は衝撃的なものでした。対話によって様々なタスクをこなすChatGPTは、2ヶ月間で1億人のアクティブユーザー数を獲得したといいます。こうした勢いの中で、人間の仕事がAIに代替されることを危惧する声があります。では、アーティストの仕事に関してはどうでしょうか。
 歴史を振り返れば、写真、インターネットという技術が発明されたときも同様の懸念がありました。しかし、アーティストはその度に創造の領域を拡張し、自分たちの新しい存在意義を示してきました。
 今日のアーティストも、AIと向き合い、今までにない表現を生んでいくことでしょう。
アートにしても、小説にしても、全ての創作物は嘘からできています。絵画の中に人や物を見つけたとしても、それは目の錯覚であり、実際には平面に塗りつけられた絵の具でしかありません。もちろん観客はそれを承知で鑑賞し、楽しんでいます。人間には、嘘であることを知っていて、それでも騙されることに喜びを感じる、不思議な性質があるのです。
 私たちがChatGPTと会話をするときも、相手がプログラムだと知っていながら、あたかも人間に接するかのように話しかけます。また、ChatGPTも人間らしく見えるような言葉を選び、返します。このように両者の間には、嘘の共有がなされているのです。
 いわば嘘を扱うことのプロフェッショナルであるアーティストが、この新しい嘘にどのように向き合うのでしょうか。7組のアーティストそれぞれが、様々な方法でAIと対峙し、制作した作品を展覧会でご覧ください。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「冬のけしき」夢二生家記念館・少年山荘
  2. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  3. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
ページ上部へ戻る