「令和5年度第3期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展 建物いろいろ」横須賀美術館

「令和5年度第3期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展 建物いろいろ」横須賀美術館

名称:「令和5年度第3期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展 建物いろいろ」横須賀美術館
会期:2023年10月7日(土)~2023年12月24日(日)  
開館時間 10:00~18:00
※11月3日(文化の日)は無料観覧日です。
休館日 11月6日(月)、12月4日(月)
観覧料(税込)
一般380円(300円)、高校生・大学生・65歳以上280円(220円)、中学生以下無料
*所蔵品展も観覧できます。
*( )内は20名以上の団体料金
*高校生(市内在住または在学に限る)は無料
*身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と 付添1名様は無料
主催 横須賀美術館
住所:〒239-0813神奈川県横須賀市鴨居4-1
TEL:046-845-1211
URL:横須賀美術館

谷内六郎《絵馬の悲しみ》
1960 年、当館蔵
©Michiko Taniuchi
谷内六郎《絵馬の悲しみ》 1960 年、当館蔵 ©Michiko Taniuchi

谷内六郎は、1956(昭和31)年に『週刊新潮』が創刊されたときから、1981(昭和56)年に本人が世を去るまでの四半世紀にわたり、約1300点にのぼる表紙絵を描きました。当館では1年に4回作品を入れ替え、さまざまな切り口から、谷内六郎の表紙絵の世界をご紹介しています。
今期は「建物いろいろ」と題して、表紙絵に登場する建物に注目しました。表紙絵には、戦後の高度成長期に建てられた集合住宅、わらぶき屋根の古い家、レンガの工場、木造の学校校舎など現在では目にすることが少なくなった建物、酒蔵や京浜地帯の倉庫、伝統こけしの工房、陶器をつくる窯場など地域性のある建物、海外旅行で訪れたフランス、ドイツ、イタリア、デンマーク、スウェーデンの建物などが描かれています。また、山村の農業試験場か観測所のような白い建物の風向計がときおり風を受けてカラカラとまわるのを「アイスクリームを山からすくっているように」感じた《アイスクリームの風》や古い絵馬堂に「もの悲しい歴史のにおい」を感じ取った《絵馬の悲しみ》など、建物からイメージをふくらませて描かれた表紙絵もあります。
〈週刊新潮表紙絵〉に登場する建物をとおして、表紙絵が描かれた戦後の昭和と谷内六郎が目にした風景を、そしてそこから展開するイマジネーションの豊かさを是非ご覧ください。

谷内六郎《陽のライト デンマークにて》 1979年、当館蔵 ©Michiko Taniuchi
谷内六郎《陽のライト デンマークにて》 1979年、当館蔵 ©Michiko Taniuchi

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