名称:「伊万里・鍋島の凹凸文様」戸栗美術館
会期:2023年10月6日(金)〜12月21日(木)
会場:戸栗美術館
開館時間:10:00~17:00(入館受付は16:30まで)
※金曜・土曜は10:00~20:00(入館受付は19:30まで)
入館料:一般1,200円/高大生500円
※中学生以下は入館料無料
※10月14日(土)は創設者 戸栗亨のメモリアルデーのため、無料開館いたします。
休館日:月曜・火曜休館 ※10月9日(月・祝)は開館。
住所:〒150-0046東京都渋谷区松濤1-11-3
TEL:03-3465-0070
URL:戸栗美術館
今展では、やきものの表面に施された凹凸の文様に注目します。取り上げるやきものは、江戸時代初頭に佐賀・有田で日本初の国産磁器として誕生した伊万里焼と、その技術を応用して徳川将軍家への献上品として創出された鍋島焼。これらのやきものの施文方法は筆による絵付けが主流ではありますが、中には表面を盛り上げたり(型打ち・型押しなど)、貼り付けたり(貼付け)、反対に削ったり(線彫り・ヘラ削りなど)、くりぬいたり(透かし彫り)という表現も見られます。
こうした凹凸文様は、起伏がわずかであったり白地の白の文様であったりするために、画像はもちろん肉眼であっても絵付けによる表現に比べると視認しにくいもの。しかしながら、凹凸文様をあらわすための技法は、型の準備や、ヘラや鉋などの工具の使用など、伊万里焼や鍋島焼の基本成形技法である轆轤挽きだけでは完成しない、ひと手間もふた手間も掛けられ、高い技術力も要するものです。伊万里焼・鍋島焼あわせて約80点の出展品から、一見気付きにくい、しかし繊細な凹凸文様をご堪能ください。
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