名称:「西田俊英——不死鳥」武蔵野美術大学 美術館・図書館
会期:2023年10月23日(月)-11月19日(日)
時間:11:00 – 19:00 (土・日・祝、10月27日(金)は10:00 – 17:00)
休館日:水曜日
入館料:無料
会場:展示室2・3、アトリウム2
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
住所:東京都小平市小川町1-736
TEL:042-342-6003
URL:武蔵野美術大学 美術館・図書館
現代日本画壇を牽引する作家のひとりである西田俊英は、湿潤な日本の風土やヨーロッパの街並みを捉えた風景画、ボルゾイ犬をモチーフとした現代的な花鳥画、インド留学が転換期となり描きはじめた人物画など 様々な題材に果敢に挑戦し続けている。確固たる技法に裏付けられた幻想的な空間表現。日本画の精神性を重んじ、崇高な物語の漂う、新しい表現を追求している。
完成すれば縦2.05メートル、全長70メートルに達する巨大日本画《不死鳥》。人間と自然の森との共生、尽きることのない生命の循環の物語を紡ぐため、西田は2022年から1年間屋久島に移住し、日々山にわけいって 写生を繰り返した。本展では、この前人未到ともいえる大作を核に、 西田の原点となる少年時代の作品から、インド留学を経て森羅万象を神とする日本人の心で、風景や動物、人物や花を愛情深く精緻な筆致で描いてきた作品群まで、27点を通し50年におよぶ画業の軌跡を追う。
作家紹介
西田俊英(にしだ・しゅんえい)
1953年三重県伊勢市生まれ。中学から油絵を学び、高校卒業後に日本画に転向。73年武蔵野美術大学造形学部日本画学科に入学し、奥村土牛、塩出英雄に師事。在学中の75年再興第60回院展で初入選後、83年第7回山種美術館賞展優秀賞、84年第4回東京セントラル美術館日本画大賞展大賞受賞。93年文化庁在外研修員として1年間インド留学。再興院展で研鑽を重ね、95年日本美術院賞(大観賞)・第1回足立美術館賞、96年奨励賞・第2回天心記念茨城賞、97年日本美術院賞(大観賞)、2002年文部科学大臣賞、05年内閣総理大臣賞、06年第12回足立美術館賞、12年第18回MOA岡田茂吉賞絵画部門大賞、14年第10回春の足立美術館賞、17年日本芸術院賞など多数受賞。
現在は日本芸術院会員、日本美術院同人・理事、武蔵野美術大学造形学部日本画学科教授、広島市立大学名誉教授。
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