名称:第3期特集「菅沼綠 無責任な泉」岩手県立美術館
会期:2023年10月21日(土)ー2024年1月21日(日)
前期:10月21日(土)ー12月3日(日)
後期:12月5日(火)ー1月21日(日)
場所:常設展示室
住所:〒020-0866岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
TEL:019-658-1711
URL:岩手県立美術館
岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、季節ごとに年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。
今期は、花巻市在住の彫刻家、菅沼綠(すがぬま・ろく)を特集します。1946(昭和21)年、東京に生まれた菅沼は、日本大学芸術学部を卒業後、東京を中心に作品の発表を続けていましたが、2000(平成12)年に花巻市東和町に居を移し、以来、同地で彫刻家として活動しています。菅沼作品の特徴は、なんといってもそのユーモラスな形です。「カタチは人の持つ想像力に伝わって、何かを運ぶ」と語る菅沼は、人間がそれぞれにもつ想像の力から生まれる形を求めて制作してきました。特集では、当館コレクションに、1973(昭和48)年発表の再制作作品や、鮮やかな色彩が楽しい最新作を加えた12点で、その画業をたどります。
このほか今期の展示では、主に昭和期から現代にいたる作家の作品をご覧いただきます。戦前に東京で学び、靉光(あいみつ)や鶴岡政男(つるおか・まさお)らと交流した紫波町出身の画家、小林源平(こばやし・げんぺい)のほか、深澤紅子(ふかざわ・こうこ)や、橋本花(はしもと・はな)、豊川和子(とよかわ・かずこ)、晴山英(はれやま・えい)といった、女流画家たちの競演もお楽しみいただきます。また工芸コーナーでは、今年、101歳を迎えてなお旺盛な制作活動を続ける、染色家、柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)の作品をご紹介します。ぜひこの機会に、個性ゆたかな郷土作家たちの作品の数々に触れてください。
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