春田幸彦 「蛇影 -Snake’s shadow」ギャラリー・マルヒ

春田幸彦 「蛇影 -Snake’s shadow」ギャラリー・マルヒ

名称:春田幸彦 「蛇影 -Snake’s shadow」ギャラリー・マルヒ
会期:2023年11月3日(金)ー 12日(日)
時間:12時-18時
休館日:会期中無休
入場料:無料
住所:〒113−0031 東京都文京区根津2-33-1
TEL:03-5832-9911
URL:ギャラリー・マルヒ

「様々ないきものを表現してきたが、蛇が最も多い。蛇はその⾒た⽬から嫌悪感を抱かれ、毒蛇の咬害から畏怖の対象にされている 。
しかし特徴的形状や 独特な⽣態から、あらゆる連想が⽣じ世界中で信仰の対象として神格化されている。神の語源が蛇であるという説まである。男性器に⾒⽴て⼦孫繁栄や豊穣の神として崇められる。
⽣涯繰り返し脱⽪をすることから変化・変⾝・改⾰を連想させ、転じて⽣死の象徴でもある。⾃⾝の尾を噛み環状になった蛇の図をギリシャでは古来 、ウロボロスと呼び永劫回帰や不⽼不死を祈る対象として崇拝されている。
神話や伝説などに度々登場し、ことわざや慣⽤句にも多く存在することからメッセ ージを 伝えるためのテーマとして最適なモチーフと考えている。
蛇の動きは粘⼟のように⾃由度が⾼いため、⽴体作品へ転化しやすい。また有線七宝最⼤の特徴である⾦属線の輝きや研磨した表⾯の “ て り ”、七宝釉独特の透明感などが蛇のイメージと合致していると考えている。⼈々のフラストレーションを具現化し伝える代弁者としてありたい 。」
text:春田幸彦
春田 幸彦 HARUTA Yukihiko
1969 年 静岡県⽣まれ
1996 年 東京藝術⼤学⼤学院美術研究科彫⾦専攻修⼠ 課程修了
第42回 ⽇本七宝作家協会国際展 ⽂部科学⼤⾂賞 財団法⼈美術⼯藝振興佐藤基⾦
第27回 淡⽔翁賞 「特別展〜脅威の超絶技巧!明治⼯芸から現代アート へ」
三井記念美術館 ロンドン V&A ミュージアム 他 作品収蔵
現在⽂化学園⼤学⾦⼯研究室教授

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