「猪風来の縄文テキスタイルデザイン展 火焔文様は歌い踊る」猪風来美術館(新見市法曽陶芸館)

「猪風来の縄文テキスタイルデザイン展 火焔文様は歌い踊る」猪風来美術館(新見市法曽陶芸館)

名称:「猪風来の縄文テキスタイルデザイン展 火焔文様は歌い踊る」猪風来美術館(新見市法曽陶芸館)
会期:2023年12月1日(金)〜2024年3月17日(日)
会場:猪風来美術館(新見市法曽陶芸館)
開館時間:9:30~17:00
料金:一般400円 高校生200円 中学生以下無料
   (団体15人以上 各50円引)
休館日:月曜日(祝日の場合翌日休館)月・火曜日(冬期12月~2月)年末年始
住所:〒719-2552 岡山県新見市法曽609
TEL:0867-75-2444
URL:猪風来美術館(新見市法曽陶芸館)

昨年開催の企画展「猪風来の縄文文様デザイン展~踊る縄文の精霊たち」に続く第2弾。
今回の縄文テキスタイルデザインはデザイン素材として火焔土器文様と村上原野の土器文様を使用。縄文アーティスト村上原野が創作した土器から原野の手が紡ぎ出した文様の部分を平面文様に転換した。この造形は原野の魂のカタチでありとても美しい。
また火焔土器の文様は、縄文時代の傑作である。猪風来は縄文の真理を表現したこの究極の美を今の世に復活させ、更に現代の平面文様に転換した縄文テキスタイルに挑戦した。
火焔土器の美とは、あらゆる命を産み出す母なる大地・地球の息吹を胎芽の形であるマガタマ文で表わし、山や海や草や木や虫や鳥や獣や魚や人の“生命の炎”をまるごと象徴的に造形表現したもの。その文様は、生きとし生けるすべてのものへの感謝と豊饒を祈り、大地の全生命体系の真理を美として押し出し創造したものです。
現代文明は 害毒を大地や海や空に放出・蓄積させ、気候変動や多くの生命を絶滅に追いやっている。この人新世の人類に縄文美を提示し縄文回帰を促したい。火焔文様はすべての生命が躍動して踊る生命賛歌の象徴的デザインとして、未来を照らし人々の欲望を浄化するのではあるまいか。
現代縄文アーティストが生み出した文様美と古来の火焔文様美がコラボした一万年の時空を超えた新しい美の空間は、今を生きる人々の心にどのように響くのだろうか。
どうぞご覧ください。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る