名称:開館30周年記念「松澤宥」カスヤの森現代美術館
会期:2023年12月7日(木)~2024年2月25日(日)
会場:カスヤの森現代美術館
時間:10:00~17:30 (最終入場時間 17:00)
休館日:月曜日 火曜日 水曜日
冬期休館 12月25日~2024年1月5日
観覧料:一般 800円
学生 600円(小学生は400円)
住所:〒238-0032神奈川県横須賀市平作7-12-13
TEL:046-852-3030
URL:カスヤの森現代美術館
1994年の開館より国内外の現代美術作品を企画展や常設展示を通して紹介してきたカスヤの森現代美術館は、2024年4月に開館30年を迎えるにあたり同館と関わりの深い重要な作家を扱った展覧会を年間を通して企画します。その初めとして開館30周年に先駆けて松澤宥の個展を開催します。
カスヤの森現代美術館と松澤宥との関わりは、1995年4月に開館初の個展(企画展)として「量子芸術宣言」を取り上げ、2002年には2回目の個展となる松澤宥「80年問題・言明・公案」を開催。現代美術における重要作家のひとりであるという位置付けから、これまでに5回の個展(没後開催を含む)やグループ展を通しその作品を紹介してきました。
松澤宥は1964年6月「オブジェを消せ」という啓示を受けて以来、それまでの造形的な仕事から離れ、純粋観念の世界に入り文字を使った作品やパフォーマンスを国内外で発表。1977年のサンパウロ・ビエンナーレへの参加や2001年のテート・モダンでのパフォーマンスなど、コンセプチュアル・アートの先駆者として世界的な評価を得ました。
2006年に没して(享年84歳)以降もその評価は変わらず、2009年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)が開催した「アムステルダムの内外」展の一部として松澤氏が残した作品が紹介され注目を集めました。また、2014年には横浜トリエンナーレの展示作家としても選出されています。
本展では、カスヤの森現代美術館のコレクションの中から今まで紹介する機会のなかった作品、「Ψの函」(1983年刊行)や「Nine Mandalas」(1982年刊行/メディア画廊・スイス)の一部を展観すると共に過去の展覧会資料なども合わせて紹介します。
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