「山下大五郎展 一路 自然の中の生命を求めて」森の美術館

「山下大五郎展 一路 自然の中の生命を求めて」森の美術館

名称:「山下大五郎展 一路 自然の中の生命を求めて」森の美術館
会期:2024年1月11日(木)〜3月30日(土)
会場:森の美術館
開館時間:10:00~16:00(最終入館 15:30)
料金:大人 600円/中高生 300円/小学生以下 無料
休館日:月・火曜日
住所:〒270-0122 千葉県流山市大字大畔(おおぐろ)315
TEL:04-7136-2207
URL:森の美術館

「山下大五郎展 一路 自然の中の生命を求めて」森の美術館
「山下大五郎展 一路 自然の中の生命を求めて」森の美術館

山下大五郎は立軌会の創設メンバーで、全国各地を訪ね歩きながら日本の原風景を描いた洋画家。
学生の頃、萬鉄五郎と出会い「色を濁らせるな」という教えを胸に画家の道へ進む。結婚後は苦しい生活ながらも画家として身近な生活風景の作品を次々と制作した。戦時中36歳で召集されると、戦後はソ連に抑留され、捕虜生活を3年間送ることになる。家族に会いたい気持ちと再び絵を描きたいという強い気持ちが暗黒の3年間を支えた。色のない国々で過ごした山下は、緑の豊かな日本の景色に改めて感動し、今後日本の自然を描き続けようと決意する。また同志と立軌会を創設し、既存の公募団体とは異なり自由な立場で作品を発表できる場を得ることとなった。
やがて全国各地を訪ね歩き、人々が自然の恩恵を受けながら力強く生きているという証である民家や田畑など、生命の鼓動を感じる風景を描き続けた。
晩年、信州安曇野の地に出会い、アルプスの山並みの高く伸びる面と、麓に広がる野の横に長く広がる面、このように空間を大きく構えている風景は他にはないと、毎年のように足を運んだ。季節折々の安曇野の風景を描いた作品は人々を魅了し、作家として名を成すこととなる。
本展覧会では、北アルプス展望美術館所蔵の5点を含む、一途に生涯画家として生きた山下大五郎の作品約60点を、4つのステージ《絵画の道へ》《戦争と戦後》《原風景を求めて》《安曇野との出会い》に分けて展示いたします。生活の空気・自然の空気を感じる風景を描くことを意識していた山下の、人間の生命力を感じる美しい日本の原風景をお楽しみください。
<展示案内>前期・後期で作品の入れ替えを行います
前期 2024年1月11日(木)~2月18日(日)
後期 2024年2月21日(水)~3月30日(土)

「山形の民家」1971年
「山形の民家」1971年

<イベント情報>
ギャラリートーク 1月21日(日) 13:00~
山下大五郎先生のご長男 山下圭一さんと、絵画部で先生の指導を受けた赤石雅弘さんによるギャラリートークを開催します。お二人が知る山下先生の素顔をトーク形式でお話しいただきます。ぜひご参加ください。

「家庭小景」1941年
「家庭小景」1941年

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