Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」東京都現代美術館

Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」東京都現代美術館

名称:Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」東京都現代美術館
会期:2024年3月30日(土)~2024年7月7日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室3F
時間:10:00~18:00
休館日:月曜日、4月30日、5月7日
   ※ただし4月29日、5月6日は開館
観覧料:無料
住所:〒135-0022東京都江東区三好4-1-1
TEL:03-5245-4111(ハローダイヤル)
URL:東京都現代美術館

「Ultra Unreal」展示風景(シドニー現代美術館、2022) 撮影:アレックス・デイヴィス
“Ultra Unreal” installation view at Museum of Contemporary Art Australia, Sydney, 2022 Photo: Alex Davies
「Ultra Unreal」展示風景(シドニー現代美術館、2022) 撮影:アレックス・デイヴィス “Ultra Unreal” installation view at Museum of Contemporary Art Australia, Sydney, 2022 Photo: Alex Davies

中堅アーティストを対象に、受賞から複数年にわたる継続的支援によって、更なる飛躍を促すことを目的に、東京都とトーキョーアーツアンドスペースが2018年度から実施している現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award (TCAA)」。
第4回となる「TCAA2022-2024」受賞者のサエボーグと津田道子による受賞記念展を東京都現代美術館で開催します。
第4回受賞者による本展は、それぞれの個展として「I WAS MADE FOR LOVING YOU」と「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」というタイトルを冠しました。隣り合うふたつの展覧会は制作に対する関心もアプローチも大きく異なり、それぞれが独立したものでありながら、展示室内での鑑賞者のふるまいが作品の一部となるという共通点を持っています。鑑賞を通じて自身に向き合うことで、動物を含む他者との関係性や、社会的に期待された役割などに目を向けることにもなることでしょう。
◆ サエボーグ「I WAS MADE FOR LVING YOU」
主な表現手段であるラテックスのボディスーツによるパフォーマンスは、回を重ねるごとに内容をさまざまに変容させ、新たなキャラクターを生み出し続けてきました。これまでのパフォーマンスを土台に作り上げる本展では、作品の軸となってきた人間と動物の関係性というテーマの中で、「ケア」の視点に立った作品を発表します。展示室の中では鑑賞者がパフォーマンスの一部となることで、観る側が時として観られる側に回るような、美術館の展覧会の構造を利用した仕掛けを試みます。
◆ 津田道子「Life is Delaying  人生はちょっと遅れてくる」
近年強く関心を寄せている「身体性」について追求する中で、自身の幼少期に、ビデオカメラが家に来て最初に撮影されたホームビデオに収められた家族の出来事から着想した新作を中心に、映像装置が組み込まれたインスタレーションを発表します。撮影者の視点がレンズ越しに収められたどこにでもありそうな出来事の再演は、家族という最小単位の社会による、きわめて個人的な記録を起点としながらも、集団の中での人々の立ち位置やシステムへと、その領域を広げていきます。
「身体」をひとつの起点とする両者は、作品制作と身体表現の実践を行き来することで、その独自の表現を発展させてきました。会期中には、展示のほか、パフォーマンスなどのプログラムを通じて、展示空間と鑑賞者の身体を架橋するような体験へと誘います。

「あいちトリエンナーレ2019 情の時代『House of L』」公演風景(愛知県芸術劇場、名古屋) 撮影:蓮沼昌宏
“House of L” performance at Aichi Triennale 2019: Taming Y/Our Passion, Aichi Prefectural Art Theatre, Nagoya, 2019 Photo: Masahiro Hasunuma
「あいちトリエンナーレ2019 情の時代『House of L』」公演風景(愛知県芸術劇場、名古屋) 撮影:蓮沼昌宏 “House of L” performance at Aichi Triennale 2019: Taming Y/Our Passion, Aichi Prefectural Art Theatre, Nagoya, 2019 Photo: Masahiro Hasunuma
「Dark Mofo 2019『Pigpen』」公演風景(Avalon Theatre、ホバート、オーストラリア) 撮影:Dark Mofo 2019
“Pigpen” performance at Dark Mofo 2019, Avalon Theatre, Hobart, Australia Photo: Dark Mofo 2019
「Dark Mofo 2019『Pigpen』」公演風景(Avalon Theatre、ホバート、オーストラリア) 撮影:Dark Mofo 2019 “Pigpen” performance at Dark Mofo 2019, Avalon Theatre, Hobart, Australia Photo: Dark Mofo 2019
「Cycle of L」公演風景(高知県立美術館、2020) 撮影:釣井泰輔
“Cycle of L” performance at The Museum of Art, Kochi, 2020 Photo: Taisuke Tsurui
「Cycle of L」公演風景(高知県立美術館、2020) 撮影:釣井泰輔 “Cycle of L” performance at The Museum of Art, Kochi, 2020 Photo: Taisuke Tsurui
《東京仕草》 2021/2023「ICC アニュアル 2023 ものごとのかたち」展示風景(NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、東京) 撮影:木奥惠三 画像提供:NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]
Tokyo Shigusa, 2021/2023, installation view at “ICC Annual 2023: Shapes of Things,” NTT InterCommunication Center [ICC], Tokyo Photo: KIOKU Keizo Photo Courtesy: NTT InterCommunication Center [ICC]
《東京仕草》 2021/2023「ICC アニュアル 2023 ものごとのかたち」展示風景(NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、東京) 撮影:木奥惠三 画像提供:NTT インターコミュニケーション・センター [ICC] Tokyo Shigusa, 2021/2023, installation view at “ICC Annual 2023: Shapes of Things,” NTT InterCommunication Center [ICC], Tokyo Photo: KIOKU Keizo Photo Courtesy: NTT InterCommunication Center [ICC]
《東京仕草》 2021「Back TOKYO Forth」展示風景(東京国際クルーズターミナル、 2021) 撮影:Akira Arai(Nacása & Partners Inc.)
Tokyo Behavior, 2021, installation view at “Back TOKYO Forth,” Tokyo International Cruise Terminal, 2021 Photo: Akira Arai(Nacása & Partners Inc.)
《東京仕草》 2021「Back TOKYO Forth」展示風景(東京国際クルーズターミナル、 2021) 撮影:Akira Arai(Nacása & Partners Inc.) Tokyo Behavior, 2021, installation view at “Back TOKYO Forth,” Tokyo International Cruise Terminal, 2021 Photo: Akira Arai(Nacása & Partners Inc.)
《so far, not far》よりスチル画像 2023
Still from so far, not far, 2023
《so far, not far》よりスチル画像 2023 Still from so far, not far, 2023
《あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。》 2016「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」展示風景(NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、東京) 撮影:山本糾
You would come back there to see me again the following day.,
2016, installation view: “Open Space 2016: Media Conscious,” NTT Inter Communication Center [ICC], Tokyo Photo: Tadasu Yamamoto
《あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。》 2016「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」展示風景(NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、東京) 撮影:山本糾 You would come back there to see me again the following day., 2016, installation view: “Open Space 2016: Media Conscious,” NTT Inter Communication Center [ICC], Tokyo Photo: Tadasu Yamamoto
撮影:ZIGEN
撮影:ZIGEN
撮影:奥祐司
撮影:奥祐司

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る