名称:「ジェラール・フィリップと忘れじの名優たち」鎌倉市川喜多映画記念館
会期:2024年1月20日(土)〜2024年4月7日(日)
会場:鎌倉市川喜多映画記念館
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日:月曜日
2月12日は開館
2月13日は休館
入場料:一般 200円、 中学生・小学生 100円
住所:〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下 2丁目2番12号
TEL:0467-23-2500
URL:鎌倉市川喜多映画記念館
名優ジェラール・フィリップ(1922-1959)は、1940年代のフランス映画界に彗星のごとく登場し、瞬く間にスターの仲間入りを果たしました。ドストエフスキー原作の『白痴』(1946)ではムイシュキン公爵、ミシュリーヌ・プレールと共演した『肉体の悪魔』(1947)では主人公の青年を演じ、その比類なき美貌と存在感で世界中の観客を虜にしました。やがて舞台でも頭角をあらわすと、どんな役を演じても気品に溢れ、優雅に登場する彼の姿は、”瑕(きず)のないダイヤモンド”と呼ばれました。そんなフランスの国民的俳優が日本を訪れたのは1953年のことでした。戦後初の大規模な催しとなる「第一回フランス映画祭」のため来日したジェラールは、日本でも熱狂的に迎えられました。このとき川喜多夫妻とも親交を深め、日本の映画や文化に高い関心を示しました。1958年、『モンパルナスの灯』で早世の画家モディリアーニを演じたあと、翌年、彼自身も36歳の若さで急逝。この不世出の俳優の死を誰もが悼みました。
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