名称:特集展示「矢守一声展」三重県立美術館
会期:2024年1月10日(水)〜2024年3月31日(日)
会場:三重県立美術館
開館時間:9:30 〜 17:00
休館日:月曜日
2月12日は開館
2月13日は休館
入場料:一般 310円、大学生 210円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
住所:〒514-0007三重県津市大谷町11
TEL:059-227-2100
URL:三重県立美術館
矢守一声は、1881(明治14)年に現在の三重県津市に生まれ、1904(明治37)年に東京美術学校塑造科に入学しました。研究科在学中から展覧会や博覧会などに出品し、彫刻家として活動するかたわら、昭和初期には三重県工業試験場や三重県窯業試験場で技手を務めたこともわかっています。美術学校時代に学んだ彫塑に加え、置物や花器、灰皿などを手がけ、また、三重県内に建立された銅像の制作にも携わりました。戦後はテラコッタ(素焼きのやきもの)を中心に制作を続け、1961(昭和36)年に80歳でこの世を去りました。
これまで、矢守の名が近代日本の彫刻史の中で語られることはほとんどありませんでした。しかし、矢守が生まれ、そして後半生を過ごした津では、矢守を愛する人々のもとで作品が長らく大切に保管されてきました。三重県立美術館では数年前より所蔵者の協力のもと、この彫刻家の作品調査を行ってきました。今回の展示はその成果として、矢守一声という津に生きた彫刻家を広く紹介するものです。
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