名称:「清水 交流の道」静岡市歴史博物館
会期:2024年1月27日(土)〜2024年3月10日(日)
会場:静岡市歴史博物館
開館時間:9:00 〜 18:00
(展示室入場は開館30分前まで)
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌平日休館
入場料:一般 750円、大学生・高校生・静岡市内在住の70歳以上 520円、中学生・小学生 180円、未就学児 無料
住所:〒420-0853 静岡市葵区追手町4番16号
TEL:054-204-1005
URL:静岡市歴史博物館
明治時代以前の絵地図には、「江尻」と「清水」が別々のまちとして描かれています。江戸と京都を結ぶハイウェイ「東海道」で多くの人々が行き交う江尻宿。巴川の川湊として、江戸と上方、甲州とも水運でつながった清水町。隣り合いながら異なる性格の「双子のまち」が、やがて発展していく清水の礎になりました。
江尻は、一帯の中心的な宿場町として栄えました。東海道を行き交う大名行列や旅人が泊まる宿、公用の荷物を送る伝馬の拠点、朝鮮通信使の宿泊所となったことも。明治22(1889)年に開通した東海道線も、江尻に駅を置きました。
清水は、巴川の河口右岸にひらけた川湊。江戸時代には、大消費地の駿府を控えた物資の出入口として発展します。幕末の大地震で河口一帯が隆起して船が出入りしにくくなると、港は海沿いに移ります。それが、巨大港への発展の第一歩でした。
海にひらけ、外国ともつながった清水港。茶の運搬のため、静岡市街と結ぶ現在の静岡鉄道が敷かれ、東海道線から支線も伸びました。鉄道開通と港の拡大にともない、性格の異なる2つのまち、江尻と清水はひとつの町になっていきます。
大正時代以降、鉄道や大型船で大都市や海外との交流を格段にひろげた清水は、観光地や政治家らの別荘地としてもにぎわいました。
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