名称:喜久田尚美 「MUKASHIGATARI」s+arts
会期:2024年2月2日(金)〜2024年2月17日(土)
会場:s+arts
開館時間:12:00 〜 19:00
最終日は17:00まで
休館日:日曜日、月曜日、火曜日
入場料:無料
住所:〒106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F
TEL:03-3403-0103
URL:s+arts
s+arts(スプラスアーツ)より、喜久田尚美 個展「MUKASHIGATARI」の開催をお知らせいたします。
キャンバスにアクリル絵の具とインクで描かれた背景にテーマごとのモチーフを展開させることで、独自の世界観を表現している喜久田尚美。先人の作品に接する事で感銘を受け、それを作者の解釈で再構築する事により、伝統を受け継ぎ変化を遂げながら継続していく、という琳派の継承方法とその作品に興味を惹かれて制作している作家です。
喜久田の制作テーマは「金魚」「微生物」「パフェ」と移り、近年では「物語」をテーマに作品を制作しています。テーマの変化とともに、金銀の地の上に色を重ねたり、変化を持たせるなど、モチーフの魅力を際立たせるように描かれた作品は、様々な要素を含みながらも細部に至るまで彼女の独自性やこだわりが見られ、丁寧に描かれています。
本展では、19世紀にスコットランドに生まれたAndrew Lang(アンドリュー ラング)の編纂した童話集をモチーフに描かれた作品群を軸に展開いたします。第1巻のあおいろの童話集から第12巻のふじいろの童話集まで各巻に色の名前が付けられているのが特徴的なラング童話の他に、グリム童話や中国の昔話など、喜久田が抜粋した物語の作品も含め、様々な物語が楽しめる展示となりました。
各物語から想像を膨らませ描かれた作品はどれも、昔話特有の不思議な雰囲気を醸し出しながらも、丁寧に、敬意をも感じられるような細かい描写で表現されています。これを機に、喜久田尚美の新作群を是非お楽しみください。
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