「コレクション展 第4期 特集:空想の世界を描く」岩手県立美術館

「コレクション展 第4期 特集:空想の世界を描く」岩手県立美術館

名称:「コレクション展 第4期 特集:空想の世界を描く」岩手県立美術館
会期:2024年1月27日(土)〜2024年4月21日(日)
開館時間:9:30 〜 18:00
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 450円、大学生 340円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
住所:〒020-0866岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
TEL:019-658-1711
URL:岩手県立美術館

高橋忠彌 《たそがれ》 1951年
高橋忠彌 《たそがれ》 1951年

岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、季節ごとに年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。
今期は、「空想の世界を描く」と題して、当館コレクションの中から、現実世界の模倣ではない、空想の世界を描いた絵画をご紹介します。「本物そっくり」という言葉は、美術品の誉め言葉としてしばしば用いられます。しかし絵画は、「本物」を描くばかりが取り柄ではありません。むしろ、目に映る世界を正確に写し取るという制約から解き放たれた分、自由に描き手の心中を画面に表すことができるのかもしれません。
高橋忠彌(たかはし・ちゅうや)は1944年から約6年に渡り、花園を舞台として、磔刑像や妖精など創作上の生き物などが佇む童話的な世界を幾つも描いています。澤田哲郎(さわだ・てつろう)の描く世界はモチーフが独特の歪みをもって描かれていて、現実とも幻想ともつかない雰囲気をたたえています。晴山英(はれやま・えい)はデカルコマニー(写し絵、転写画)の手法を用いたシュルレアリスム絵画(合理主義を否定し、夢と現実の矛盾した状態を表現する絵画)を得意としました。
自らの心を探求し、自分だけの風景を作り上げていった人々の世界をお楽しみください。
前期:1月27日(土)ー3月10日(日)
後期:3月12日(火)ー4月21日(日)

晴山英 《海辺のカーニバル》 1960年代
晴山英 《海辺のカーニバル》 1960年代
澤田哲郎 《漁夫》 1953年

高橋忠彌 《たそがれ》 1951年
澤田哲郎 《漁夫》 1953年

高橋忠彌 《たそがれ》 1951年
晴山英 《海辺のカーニバル》 1960年代
澤田哲郎 《漁夫》 1953年 高橋忠彌 《たそがれ》 1951年 晴山英 《海辺のカーニバル》 1960年代

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