「続 お久しぶりどす寛齋はん。落款印のあれこれ」京都市京セラ美術館

「続 お久しぶりどす寛齋はん。落款印のあれこれ」京都市京セラ美術館

名称:「続 お久しぶりどす寛齋はん。落款印のあれこれ」京都市京セラ美術館
会期:2024年03月01日(金) 〜 2024年03月03日(日)
会場:京都市京セラ美術館
   本館1階 北回廊東側
時間:【3/1】13:00~18:00
   【3/2】10:00~18:00
   【3/3】10:00~16:00
休館日:会期中無休
料金:無料
住所:〒606-8344京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
TEL:075-771-4107
URL:京都市京セラ美術館

「続 お久しぶりどす寛齋はん。落款印のあれこれ」京都市京セラ美術館
「続 お久しぶりどす寛齋はん。落款印のあれこれ」京都市京セラ美術館

024年が生誕210年・没後130年にあたる、幕末~明治期の京都画壇を代表する画人・森寛斎。その作品約50点を、個人コレクターのコレクションから紹介する展覧会です。
森寛斎は、文化11年(1814)に長州藩(山口県)に生まれ、天保9年(1838)に京都の絵師・森徹山の門下に入り、後に養子となります。そして当時不振に陥っていた円山派の復興を図り、円山派の祖・応挙の画技を精力的に学び、単なる写生に留まらない臨場感あふれる多くの作品を制作。その卓越した腕前により明治23年(1890)には帝室技芸員に任命され、宮中のみならず明治の元勲らにも重用されました。
一方で、幕末の動乱期には画業の傍らで勤王運動にも参加し、勤王志士たちの活動を積極的に支援したことでも知られます。
本展では、森寛斎の落款印にも注目して作品をご紹介します。他の画人と同様、寛斎も落款から作品の描かれたおおよその年代を推測することができます。また、寛斎は制作年や干支・数え年を記した作品も残しており、制作時の年齢がわかることで、年齢とともに寛斎の画風がどのように変化していったかを追うことができます。落款の印影にはさまざまな種類があり、その使い分けから、作品の制作背景や依頼人との関係、寛斎の作品に込めた思いを想像して楽しむこともできます。絵だけではわからない、落款から見える新たな発見もあることでしょう。
寛斎の高弟の日本画家・山元春挙筆による「寛斎先生印譜」には、寛斎の用いた30種の落款印が収められています。今回は、この落款印も会場内のパネルや配布するリーフレットでご紹介します。珍しいものもありますので、ぜひ見比べながらご高覧ください。
主催:呑兵衛コレクション(個人)
主な展示作品(収載図録)
《三十六俳仙図》(遺芳、恩師京都博物館 森寛斎遺作図録、山口県立美術館「円山派と森寛斎」)
《仙客煮茗図》(寛斎図譜巻四、遺芳、恩師京都博物館 森寛斎遺作図録)
《夏峡溯舟図》(寛斎図譜巻一、遺芳、京都府立総合資料館「森寛斎と山元春挙」)
《京舞妓図》(恩師京都博物館 森寛斎遺作図録)

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. 第3回『山形県埋蔵文化財センター設立30周年企画展』山形県埋蔵文化財センター
  3. 2024伊丹国際クラフト展「酒器・酒盃台」市立伊丹ミュージアム
ページ上部へ戻る