名称:棟方志功生誕120年記念 所蔵品による企画展「版画芸術 棟方志功を中心に」一宮市博物館
会期:2024年2月24日(土)~3月24日(日)
休館日:毎週月曜日、3月21日(木)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料(常設展を含む)
一般500円(400円)、高校・大学生250円(200円)、中学生以下無料
※( )内は20人以上の団体。
※市内在住の満65歳以上で、住所・年齢の確認できる公的機関発行の証明書等を提示された方は無料。
※身体障害者手帳・戦傷病者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳(ミライロID可)を持参の方(付添人1人を含む)は無料。
住所:〒491-0922 愛知県一宮市大和町妙興寺2390
TEL:0586-46-3215
URL:一宮市博物館
江戸時代の浮世絵や版本挿絵に見られるように、日本の伝統的な木版画は絵師・彫師・摺師の分業による商業出版が一般的でした。明治時代になり、西洋の絵画や出版文化が流入すると、新しい芸術としての「版画」が目指されるようになります。やがて、大正7年(1918)6月には、日本創作版画協会が結成され、いわゆる創作版画運動が始まります。創作版画とは、それまでの複製技術としての版画とは一線を画し、作者自らがすべての工程を担う「自画・自刻・自摺」を掲げるものでした。一方、相前後して、あくまで分業による浮世絵的伝統的木版画に新時代の表現を取り込んだ新版画運動も起こりました。
この展覧会では、当館所蔵品の中から、民芸運動の創始者たちに見出され、創作版画の潮流の中から世界に羽ばたいた版画家、棟方志功(1903~1975)の作品を中心に紹介します。また、志功とともに国画会で活躍した徳力富吉郎(1902~2000)、新版画の分野で活躍した名取春仙(1886~1960)、さらに一宮市出身の岩田覚太郎(1902~1999)、堀尾一郎(1945~)など、多彩な版画芸術の世界を紹介します。
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