名称:20世紀の美少女誕生「ガーリー・アート」~少女漫画はこの子たちから~」角川武蔵野ミュージアム
会期:2024年2月3日(土)~7月7日(日)
会場:角川武蔵野ミュージアム4階 荒俣ワンダー秘宝館
開館時間:日~木 10:00~18:00/金・土 10:00~21:00 ※最終入館は閉館の30分前
休館日:第1・3・5火曜日
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)
観覧料:一般(大学生以上):1,400円/中高生:1,200円/小学生:1,000円/未就学児:無料
住所:〒359-0023埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
TEL:0570-017-396
URL:角川武蔵野ミュージアム
20世紀初頭のフランスで、日本の少女マンガにつながると言われる表現方法「ガーリー・アート」が誕生したことをご存知でしょうか?
「ガーリー・アート」とは、セクシーな表現を含めた“女性らしさ”を描いたアートのこと(※)。
セクシーなしぐさをした女性の絵や写真は、20世紀初頭のカラー印刷技術向上による印刷物の低廉化とあわさり、雑誌やレビュー(ミュージック・ホールで行われた踊りと歌を主体としたショー)のパンフレットなどに多数掲載され、フランスの大衆に行き渡るようになりました。
また、第二次世界大戦中のアメリカでは、政府が戦地の兵士たちを戦略的に慰めるために、セクシーな女性が掲載された雑誌などを送っていました。兵士たちは自分好みの女性を雑誌から切り抜いてテントの中にピンで貼っていたため、「ピンナップ・ガール」という言葉が生まれました。
日本では、大正期にフランスに留学した蕗谷虹児(ふきや・こうじ)が「ガーリー・アート」の影響を受け、人の感情表現に重きをおいた「抒情画」を普及させました。抒情画からは、登場人物の気持ちを表すという日本の少女マンガに通じる表現を見ることができます。
本展覧会では、フランスで誕生した「ガーリー・アート」が、時を経て日本の少女マンガへとつながる変遷を辿ります。
※本展では、セクシーな表現を含めた“女性らしさ”を描いたアートを「ガーリー・アート」と定義しています。
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