田村正樹 「水と油」OIL by 美術手帖

田村正樹 「水と油」OIL by 美術手帖

名称:田村正樹 「水と油」OIL by 美術手帖
会期:2024年3月29日(金)〜2024年4月22日(月)
会場:OIL by 美術手帖
開館時間:11:00 〜 21:00
休館日:会期中無休
オープニングパーティー:2024年3月29日(金) 19:00 から 21:00 まで
入場料:無料
住所:〒150-8377 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO2F
TEL:03-6868-3064
URL:OIL by 美術手帖

このたびOIL by 美術手帖ギャラリーでは、田村正樹の個展「水と油」を開催いたします。田村正樹は、2018年に多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業後、2023年に東京藝術大学大学院を修了。学生時代より学内外での発表を重ね、現在も東京を拠点に活動しています。
田村は「自己の内的イメージを掘り下げ、この世界の有り様を捉えること」をテーマとして、油彩画や銅版画など幅広い技法で作品を制作してきました。その作品世界では、自身の想像力のなかで紡がれたフィクションの物語と、社会情勢といったリアルとが混ざりあっています。さまざまな国の文化、文字、時代性が渾然一体となったような謎めいた田村の作品は、見る者に強いインパクトを残し、どこか懐かしさを感じさせ、そのモチーフはときに不穏ながらもおとぎ話のように豊かで遥かな世界を彷彿させます。
また田村は、本展のテーマ「水と油」のように、相反するふたつのものの存在が自身の作品における一貫したテーマでもあると語ります。水と油、生と死、自己と他者など、ふたつの要素の間にあるものを探求することで、世界が二項対立ではなくその「間」も含んでいることを絵画によって証明しようと試みているのです。
本展では、油絵具を用いた新作14点を含む約45点を発表いたします。田村が空想の世界に思いを馳せながら、画家の目を通して掴み取ろうとしている、この世界のいま・ここの有り様を垣間見ることのできる機会となります。

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