名称:「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」中村キース・ヘリング美術館
会期:2024年6月1日(土)~2025年5月18日(日)
会場:中村キース・ヘリング美術館
時間:9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:定期休館日なし
冬季休館:2025年2月3日(月)~2月16日(日)
※展示替え・メンテナンス等のため臨時休館する場合があります
観覧料:大人 1,500円
16 歳以上の学生 800円
障がい者手帳をお持ちの方 600円
15歳以下 無料
※各種割引の適用には身分証明書の提示が必要です
住所:〒408-0044山梨県北杜市小淵沢町10249-7
TEL:0551-36-8712
URL:中村キース・ヘリング美術館
1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト、キース・ヘリング(1958-1990)は、明るく軽快な作風で知られる一方、彼の作品の根底には社会を鋭く洞察する眼差しがありました。ヘリングは、時にユーモラスに、時に辛辣に社会を描写し、平和や自由へのメッセージを送り続けました。
本展の副題は、ヘリングが広島平和記念資料館を訪れた際に日記に残した「誰が再び望むのだろうか?どこの誰に?(原文:Who could ever want this to happen again? To anyone?)」という言葉に着想を得ています。一瞬で街を焼け野原にした原子爆弾。今なお世界には1 万2000 にのぼる核弾頭が存在し、絶え間なく戦争が続くなか、来年には第二次世界大戦の終結から80 年の節目を迎えようとしています。
本展は、ヘリングの眼差しを通して世界が抱える課題に向き合い、現代における「平和」や「自由」の意味について考えることを目的としています。
平和自由へのメッセージ
ヘリングが生涯一貫して希求した「平和」と「自由」という主題には、アメリカの歴史や80年代当時の世界情勢が色濃く反映されています。本展では、1987年に東京都多摩市の複合文化施設「パルテノン多摩」の開館に際して招聘されたヘリングが、500人の子どもたちと制作した《平和Ⅰ-Ⅳ》、《マイ・タウン》、《サウンド・ツリー》など、子どもたちのために制作された数々の作品を通して、制作から40年近くの年月が過ぎようとする現在に、これらの作品に込められたメッセージについて考えます。
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