名称:「ボタニカ」Bunkamura Gallery 8
会期:2024年5月3日(金)〜2024年5月13日(月)
会場:Bunkamura Gallery 8/
開館時間:11:00 〜 20:00
入場料:無料
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-21-1
TEL:03-3477-9174
URL:Bunkamura Gallery 8
“食卓に季節の花を飾って、お気に入りの棚にはみどりを置きたい―” “せまいお部屋でも大きな葉のある鉢植えを育てたい―” 想像した瞬間、生活空間に漂い始める生き生きとした気配。観葉植物の有機的な色やかたち、四季を巡り見せる生命力は、インテリアにぐんと深みをもたせ、わたしたちの日々に彩りを与えてくれます。けれど、観葉植物には必ずお世話がつきもの。面倒見切れず枯らしてしまった経験もあるものです。そんな方に贈る今展では、「ボタニカ」をテーマに、それに纏わるものからインスピレーションを得る5名の作家をご紹介いたします。
古今東西の花々や果実が生い茂るユートピアのような風景を日本画材で描く、奥村彰一。名もなき草花のように生活の中に溶け込む小さくて曖昧な存在を、オリジナルに調合した土や釉薬で生み出す、椎猫白魚。自在に広がる色使いと多様なテクスチャーが絶妙にパッチワークされたような「陶のキノコ」をつくる、鈴木喬子。深い森のなかで現実と空想が入り混じる物語のような世界を、従来の油彩画と異なる瑞々しい筆致で描く、新藤杏子。モチーフの具体性を欠くほど極一部分をトリミングし、表面には見えない、けれど五感に触れてくるような質感で描きだす、服部知佳。
たっぷりと水やりをした葉が生命力を放つように、作家の身体を循環した感性が様々な植物を表現する、みどり溢れる作品群をお楽しみください。
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