名称:戸田沙也加 「茶花礼賛」アートスペース福寿園
会期:2024年4月26日(金)〜2024年6月25日(火)
会場:アートスペース福寿園
開館時間:11:00 〜 17:30
休館日:月曜日、火曜日、水曜日
入場料:無料
住所:〒600-8005 京都府京都市下京区四条通富小路角 京都館(福寿園京都本店)7F
TEL:0598-21-1111
URL:アートスペース福寿園
この度、アートスペース福寿園ギャラリーは新スペースのオープンを記念し、杮落としに現代アーティスト戸田沙也加の個展『茶花礼賛』を開催いたします。
戸田沙也加は自然環境においてその土地、その土地で生まれ育つ植物や植物と人、文化/伝統を研究し独自の表現で作品を展開してきました。
「醜美」:美の表情は様々で自然の中の醜さには美の本質を持つプロセスがある、そんなとらえ方をしながら表現メソッドを追求し、2023年にはKANA KAWANISHI GALLERYで個展『生い茂る雑草の地に眠る』を開催。その際、絵画と写真を組み合わせた展示構成で、アーティストとしての新境地を切り開き高い評価を受けています。
今回アートスペース福寿園での作品は全て新作の発表となります。お茶のフィールドワークでは茶園を何回も訪れ、茶園からお茶が皆様のお手元に届くまでのプロセスを研究し、その中でもお茶の花が咲くところにフォーカスしています。茶葉を作る工程で、花が満開になってしまうとお茶の味や風味が落ちるために疎まれている白く可憐な花。本来植物が成長する過程で自然に生まれるものが人の手によって強制的に排除されてしまう。
その儚さに醜美を見出し、絵画とインスタレーションでお茶の花を表現しています。
2022年秋、宇治の黄檗宗 大本山萬福寺に滞在した際、戸田沙也加は萬福寺の塔頭・獅子林院から巨大な壺を譲り受けました。萬福寺で始めた自然を追求するフィールドワークは、茶園のリサーチの延長線上にあり、そこで取得した新しい知識をペインティングと立体作品に反映させます。
アートスペース福寿園でお茶を嗜みながら、宇治の茶畑で茶木の育つ様を想像し、お茶の花の儚い美しさに触れ、戸田沙也加が表現する“醜美”の世界、その理想郷に浸ってください。
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