「鴻池朋子展 メディシン・インフラ」青森県立美術館

「鴻池朋子展 メディシン・インフラ」青森県立美術館

名称:「鴻池朋子展 メディシン・インフラ」青森県立美術館
会期:2024年7月13日(土)〜2024年9月29日(日)
会場: 青森県立美術館とその周辺野外、国立療養所松丘保養園 社会交流会館
開館時間:9:30 〜 17:00
   社会交流会館は10:00〜16:00
休館日:7月22日、8月13日、26日、9月9日、24日は休室
   社会交流会館は月曜日休館
入場料:[美術館] 一般 1500円、大学生・高校生 1000円、中学生以下 無料
   [社会交流会館] 無料
住所:〒038-002青森県青森市安田字近野185
TEL:017-783-3000
URL:青森県立美術館

鴻池朋子の身体は東日本大震災以降、地球の振動を新たな画材と感じ、旅をしては野外の技法を習得し、時に土木工事や縫いものをメディアに「絵」を描いてきました。
昨年より東北でスタートした《メディシン・インフラ (薬の道) 》は、鴻池が各地を巡り、縁のあった場所に自作を展示保管してもらう長期的なプロジェクトで、その活動は福島、岩手、北海道へと少しずつ広がってきています。現在も能登半島地震の被災地の仮設住宅に設置されるカーテン作品を制作中ですが、その住宅も大切な場の一つとなることでしょう。
今回、移動する動物のごとき鴻池から「地図帳やランドマーク」の役目を託された青森県立美術館。そこには新作や現地レポートを通じて、観客に鴻池の軌跡をリレーする充実した中継ぎ役が求められているようです。
「作家やアーティストのようにメッセージや問いを投げかけるのではなく、後はもう自分の体しかない、というギリギリのところまで連れだしたい」と語る鴻池。観客の体がその場に晒された時、アートが人間の本能的なものに向けて、豊かに染み渡るメディシン (薬草) のように機能していくのではないでしょうか。

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