名称:「泉茂 1950s 陽はまた昇る」市立伊丹ミュージアム
会期:2024年6月14日(金)~2024年7月28日(日)
会場:市立伊丹ミュージアム
展示室:展示室3・5
時間:10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日、7月16日
※ただし7月15日は開館
観覧料:一般 500円(400円)
大高生 300円(250円)
中小生 200円(150円)
※( )内は20名以上の団体料金
※学生の方は、学生証を要提示
※兵庫県内在住・在学の小中学生は、ココロンカードなどの提示で無料
※伊丹市内在住の高齢者の方は、証明書の提示で半額(平日は60歳以上、土日祝は65歳以上)
※障害者手帳をお持ちの方は、手帳の提示で半額(本人と介護者1名)
住所:〒664-0895 兵庫県 伊丹市宮ノ前2-5-20
TEL:072-772-5959
URL:市立伊丹ミュージアム
泉茂(1922-1995)は大阪市に生まれ、1940年代後半から約50年にわたり戦後関西の芸術動向を牽引しつづけた画家です。1951年、大阪で結成されたデモクラート美術家協会への参加を契機に、シュルレアリスムをはじめとする先鋭的な作品を制作し、前衛美術家としてのキャリアを歩みはじめました。戦後の目まぐるしい社会の変化を敏感に感じ取りながら、常に表現を深化し、展開させて生み出した作品は、初期の抒情的な版画からその後の洗練された抽象絵画にいたるまで、独自のユーモアに彩られています。
「勇気と自信を或いは、生きるよろこびとかなしみ」を与える絵を描きたいと願いつづけた泉。その願いは、画家になりたいという希望を心の奥に抑圧しながら必死に生きた、戦争の記憶とも深く結びついています。「陽はまた昇る」という本展のタイトルは、戦後の危機的状況のなかでも、自由な精神と人間への信頼を作品で示しつづけた、泉の50年代の活動を象徴的に表したものです。戦後の荒廃した風景のなかで自己と社会を見つめ、その地平線の先に希望の夜明けを見つづけた創作の軌跡は、不安定な時代を生きる私たちにも多くの示唆を与えることでしょう。
本展では、泉の作品に加え、泉の創作に関わる同時代の海外美術の動向や、異なる領域の表現者の作品や資料などあわせて約100点を紹介し、泉が創作にかけた想いを紐解きます。
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