「新垣幸子 染織展-琉球の光と風を繹(たず)ねて-」セイコーハウス銀座ホール

着物「青葉潮」(第68回日本伝統工芸展)

名称:「新垣幸子 染織展-琉球の光と風を繹(たず)ねて-」セイコーハウス銀座ホール
会期:2024年5月23日(木) 〜 2024年6月2日(日)
開館時間:10:30~19:00(最終日は17:00まで)
会場:セイコーハウス銀座 6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール

九寸「浅葱地・多色経緯面絣・絣入」
九寸「浅葱地・多色経緯面絣・絣入」

沖縄県指定無形文化財保持者である染織作家 新垣幸子さんの和光で三回目となる個展を開催いたします。
八重山諸島で身近に栽培されていた 苧麻ちょま の糸を素材に、 手括てくく りの技法で草木などの天然の植物染料で染め、精緻に織りあげられた八重山上布は、石垣島のめぐる季節や風土の美しさを感じさせてくれます。着物や着尺、帯のほか、タペストリーや暖簾、座布団、また古袱紗など一堂に会します。
琉球の光と風を 繹たず ねた新垣幸子さんの集大成となる作品群をぜひご高覧ください。

着尺「板花織・若夏の栞織」(第64回日本伝統工芸展)
着尺「板花織・若夏の栞織」(第64回日本伝統工芸展)
八寸「波筬・グレー地・段」
八寸「波筬・グレー地・段」
訪問着「板花織・飛翔」(第71回 沖展)
訪問着「板花織・飛翔」(第71回 沖展)
着尺「絽織・春 萌し」(第69回 沖展)
着尺「絽織・春 萌し」(第69回 沖展)


新垣幸子(あらかき・さちこ)略歴
1945年疎開先の熊本県に生まれる。
1972年沖縄県立工業試験場染織課にて研修 (研修期間1年間)
1973年大城志津子氏に指導を受ける。日本民藝館にて括染上布(古文書に記されている紺嶋上布)に出合う。
   以後、括り染めの八重山上布を織る
1975年志村ふくみ氏に指導を受ける
1980年石垣市伝統工芸館にて八重山上布講習会・研究コ-ス講師(1990年まで)
1984年日本織物展 出品(10人展) (ストックホルム・コペンハ-ゲン)
1985年第37回沖展準会員賞 受賞、会員及び審査員となる
   安谷屋正量賞 受賞(財団法人沖縄県工芸振興センター)
1987年志村ふくみとつむぎ展 出品(東京)
1989年沖縄県立芸術大学 非常勤講師 (2015年まで)
1991年沖縄県指定無形文化財技能保持者 認定
1995年・2003年
   和光にて「新垣幸子 染織展 ~琉球の光と風~」個展
1995年日本、スロバキア、オ-ストリア3ヵ国織物16人展 出品(グラティスラバにて)スロバキア美術連合織物同盟主催
1998年日本工芸会正会員 認定
   卓越した技能者 表彰 (現代の名工)
1999年第19回伝統文化ポ-ラ賞 受賞 (財団法人ポ-ラ伝統文化振興財団)
2001年八重山毎日文化賞 受賞
2004年第38回沖縄タイムス芸術選賞大賞 受賞
2008年多摩美術大学 客員教授 (2019年まで)
2009年「新垣幸子 八重山上布展・琉球の光と風」(沖縄県立博物館・美術館・県民ギャラリー)
   「第1回八重山上布保存会展 新垣幸子の仕事」 (石垣市民会館展示ホール)
2010年『八重山上布 新垣幸子の仕事』を求龍堂より出版
   「~南風のしらべ~ 新垣幸子展」を銀座、福岡、岡山にて開催
2017年沖縄県文化功労者 受賞
2021年「八重山上布 裂帖」(作品裂 170点)を沖縄県立芸術大学と石垣市立八重山博物館へ寄贈
現在 沖縄県指定無形文化財技能保持者、日本工芸会正会員、沖展会員

着物「青葉潮」(第68回日本伝統工芸展)
着物「青葉潮」(第68回日本伝統工芸展)

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