「コレクション展 増殖とループ」豊田市美術館

ジュゼッペ・ペノーネ《まぶた》1989-91年、石膏、木炭、布、サイズ可変

名称:「コレクション展 増殖とループ」豊田市美術館
会期:2024年6月1日(土)〜9月23日(月) 
会場:豊田市美術館
観覧料金:一般300円
休館日:月曜日(7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館)
住所:〒471-0034愛知県豊田市小坂本町8-5-1
TEL:0565-34-6610
URL:豊田市美術館

日常において、反復する行為や状態が続くことは否定的に捉えられることがある。しかし視点を変えれば、単調な繰り返しにみえる営みも少しずつ異なることや、また線が点の集合であり、平面も無数の線や面の集合体であることなどに気づく。本展では、まぶたの皮膚をうつしたジュゼッペ・ペノーネの《まぶた》や、無限に近いほどの原子が集まった巨大分子を模したトニー・クラッグの《分泌》ほか、雄大な循環を視覚化した野村仁《アナレンマ:惑星》、徳冨満やルーチョ・フォンターナなど三次元空間の広がりをもつ作品など、増殖し拡大する、または繰り返される構造をイメージさせる絵画・平面、版画、立体作品を展示する。一見無味な事象が重なり合い、多様な表現を生み出す妙味を楽しんでほしい。

ジュゼッペ・ペノーネ《まぶた》1989-91年、石膏、木炭、布、サイズ可変
ジュゼッペ・ペノーネ《まぶた》1989-91年、石膏、木炭、布、サイズ可変

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