「『甲陽軍鑑』と軍学書・軍記物-酒井憲二旧蔵書-」日本大学文理学部資料館

「『甲陽軍鑑』と軍学書・軍記物-酒井憲二旧蔵書-」日本大学文理学部資料館

名称:「『甲陽軍鑑』と軍学書・軍記物-酒井憲二旧蔵書-」日本大学文理学部資料館
会期:2024年6月14日(金)〜7月22日(月)
会場:日本大学文理学部資料館
開館時間:平日は10~17時
   土曜日は13時まで(ただし6月15日・6月22日,7月6日・7月20日は17時まで)
料金:無料
休館日:日曜日(7月14日は特別開館)
住所:〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
TEL:03-5317-8590
URL:日本大学文理学部資料館

「『甲陽軍鑑』と軍学書・軍記物-酒井憲二旧蔵書-」日本大学文理学部資料館
「『甲陽軍鑑』と軍学書・軍記物-酒井憲二旧蔵書-」日本大学文理学部資料館

 武田信玄は甲斐国(現・山梨県)の戦国武将として有名である。この信玄の事蹟と政治・軍事の理論をまとめた書物として『甲陽軍鑑』がある。この軍学書は記載情報に誤りも多いために史料的価値が低いとされてきた。
 この『甲陽軍鑑』に就いて、本学出身の酒井憲二氏(故人)は、書誌・文献学ならびに日本語学的研究を進め次のように結論付けた。
 『甲陽軍鑑』には記載情報の誤りが見られるもののそれは戦国時代であった当時の限界と捉え、史料的価値は認めるべきであり、かつ、当時の日本語の実態を反映する日本語学的史料としても価値が認められる。そして『甲陽軍鑑』を研究する際に依拠すべき伝本を特定し、さらに『甲陽軍鑑』には「末書」があり、この「末書」も併せて研究すべきである。
 この結論を提示した酒井憲二氏の蔵書が御遺族の意向で本学に寄贈されることになったため、このたび『甲陽軍鑑』ならびに「末書」、『甲陽軍鑑』から展開する軍学書、そして軍記物を主題として展示することにした。
 御高覧賜れば幸いである。

「『甲陽軍鑑』と軍学書・軍記物-酒井憲二旧蔵書-」日本大学文理学部資料館
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