名称:「没後八十年 波多野華涯―筆と生きた女性」岡山県立美術館
会期:2024年07月13日~2024年08月25日
会場:岡山県立美術館
開館時間:9時~17時(入館は閉館の30分前まで。
7月27日および8月10日~25日の土日祝は19時まで開館)
休館日:7月16日(火)、22日(月)、29日(月)、8月5日(月)、19日(月)
観覧料:一般:350円、65歳以上:170円*、大学生:250円*、高校生以下:無料*
学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書をご提示ください
※キャンパスメンバーズ制度加盟校の学生は無料
※障がい者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料
◎同時開催の特別展「鈴⽊敏夫とジブリ展」観覧券でもご覧いただけます。ただし
特別展は土日祝および8月13日(火)~16日(金)の期間、日時指定予約制です。
住所:〒700-0814岡山県岡山市北区天神町8-48
TEL:086-225-4800
URL:岡山県立美術館
大正から昭和初期、岡山でひとりの女性が絵筆をとって暮らしていました。彼女は、漢籍の知識に基づいて花鳥や山水を描く「南画」と呼ばれる分野で活躍し、アトリエには老若男女の門人が集いました。本年はその南画家・波多野華涯の没後八十年にあたります。
華涯の作品は確固たる筆の力や鮮麗なる色遣いに魅力があります。諸地域の師や文人たちとの交流を通じて、迫力ある画面から繊細な描写まで様々に挑みました。
また華涯は、幼い頃から多くの下絵や手紙などを残しています。それらは子孫宅で大切に守り継がれ、華涯という画家の人生を現代に伝えています。
本展は、華涯の作品、師の書画や関連する中国絵画、そして華涯旧蔵資料を通じて、岡山ゆかりの近代南画家の一面に迫ります。
波多野はたの 華涯かがい(1863-1944)
文久3年、大阪生まれ。13歳で東京に遊学し、跡見学校(現在の跡見学園)第1期生として、跡見花蹊あとみかけい(1840-1926)に学問や絵画の指導を受ける。卒業後は南画家・滝和亭たきかてい(1830-1901)や森琴石もりきんせき(1843-1921)にも学び、大阪や広島、東京で作画を続けた。大正8年(1919)頃に岡山へ転居、画業に邁進し、同10年より画塾「有香社ゆうこうしゃ」を主宰。書画展への出品も続け、県内外で活動した。昭和19年7月18日没、法界院(岡山市)に葬られる。
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