名称:「松谷武判 Matsutani Takesada(仮称)」東京オペラシティ アートギャラリー
会期:2024年10月3日(木)〜12月7日(土)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間:11:00~19:00(入館は閉館30分前まで)
※ただし、展示により変更の可能性があります
住所:〒163-1403東京都新宿区西新宿3-20-2
TEL:03-5777-8600
URL:東京オペラシティ アートギャラリー
パリを拠点に活動する松谷武判(1937-)は、60年を越える活動を通して、物質が示す表情や肌理(きめ)、存在感に生命の波動、流動を交錯させる優れた制作を続けてきました。1960年代に当時の新素材であるボンドを使って有機的フォルムを生み出す作品で具体美術協会の第二世代の作家として頭角を現した松谷は、1966年に渡仏。パリを拠点に版画制作に取り組み独自の有機的フォルムによる空間表現を深め、やがて幾何学的な色面による表現に移行します。のち改めてボンドによる有機的フォルムに鉛筆の黒鉛を重ねた作品で独自の境地をひらきます。2017年のヴェネチアビエンナーレ、2019年のパリ ポンピドゥー・センターでの回顧展など、近年国際的な高い評価を得ています。キャンバスや紙、ボンドや黒鉛など、作品を構成するさまざまな物質が示す表情に生身の身体と五感で対峙することで生み出される松谷の作品、その豊かな多様性は、見る者を魅了してやみません。本展は、初期から現在までの作品、資料、映像などによって長きにわたる活動の全貌を紹介するとともに、その広い射程を今日的視点から検証します。
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