名称:「志鎌 猛 展 観照―雪月花 Platinum Palladium Prints」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2024年7月10日(水)→29日(月)
会場:本館6階 美術画廊X
入場料:無料
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310 本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)
志鎌猛氏は2008年より、デジタル全盛の現代とは対極にある、プラチナ パラジウム プリントに取り組んでいる写真家です。19世紀後半にイギリスで発明されたこの古典的写真技法と、日本の伝統的な手漉き和紙・雁皮紙を用いて自作した印画紙を使うことによって、微妙な階調の繊細で美しいモノクローム作品を生み出します。経験がものをいう難易度の高い表現のため、1作品あたりのエディション枚数も限られます。志鎌氏は国内よりも海外での発表が多く、近年では世界最大の写真フェア、パリ・フォトにも出品し、国際的にも高い評価を得ています。
高島屋美術画廊Xでは2回目となる今回の個展は、日本の四季の風雅を象徴する「雪月花」をテーマに、国内外で取材した新旧作品で構成いたします。精霊が息づくような深い雪の森、夜の街の片隅で見上げる月、小さき世界たちを包摂する叢の花。写真家はそれら現場の中に身を置き、自然と一体となった瞬間に一期一会のシャッターを切ります。その時、雪、月、花、それぞれの奥にひそんでいた“花(宇宙の摂理)”が、凍結された詩となって刻印されます。
本展では特別にサンディエゴ写真美術館名誉館長のデボラ・クロチコ氏をゲスト・キュレーターに迎え、志鎌作品の魅力を更に引き出します。
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