「収蔵優品展 生誕160年近藤雪竹の周辺」成田山書道美術館

「収蔵優品展 生誕160年近藤雪竹の周辺」成田山書道美術館

名称:「収蔵優品展 生誕160年近藤雪竹の周辺」成田山書道美術館
会期:2024年6月22日(土)〜2024年8月4日(日)
会場:成田山書道美術館
開館時間:9:00 〜 16:00
休館日:月曜日
   7月15日は開館
   7月16日は休館
入場料:一般 500円、大学生・高校生 300円、中学生・小学生・障害者手帳提示と付き添い2名 無料
住所:〒286-0023千葉県成田市成田640 成田山公園内
TEL:0476-24-0774
URL:成田山書道美術館

江戸に生まれた近藤雪竹(1863-1928)は、俳諧や書に親しむ文人であった父のもと、幼少より漢学や書に親しみました。明治12年、16歳で日下部鳴鶴に入門し、巌谷一六にも益を受け、金石から明清に至るまでの名家の書を学びました。なかでも「張遷碑」や「石門頌」などの漢隷を淵源にした隷書の名手として知られ、鳴鶴、一六、梧竹といった大家からも一目置かれる存在でした。
大正期に入ると、多くの書道団体が結成され、展覧会活動が盛んになります。雪竹は、談書会や健筆会、日本書道会や日本書道作振会、戊辰書道会などに参加し、指導的な役割を果たしました。後進の指導にも尽力し、当時3000人もの門人がいたと言われています。辻本史邑や松本芳翠、安東聖空などの戦後の書壇をリードする多くの人材が輩出しました。
本展では、当館で収蔵する近藤雪竹の作品を中心に、師である日下部鳴鶴や巌谷一六といった雪竹に影響を与えた人物、また、比田井天来や丹羽海鶴など、ともに活動した同時代の作家、さらに雪竹のもとに集った次世代の辻本史邑や松本芳翠らの作品を出品します。雪竹の周辺に広がる書の世界をお楽しみください。
小企画「生誕100年古谷蒼韻」では、古谷の書と愛蔵の法帖や文房具を展示します。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る