名称:国宝「鳥獣戯画」北海道初公開「京都 高山寺展 ―明恵上人と文化財の伝承」北海道立近代美術館
会期:2024年7月9日(火)~2024年9月1日(日)
会場:北海道立近代美術館
開館時間:9:30~17:00
金曜日(7/19のぞく)は9:30~19:30
カルチャーナイト(7/19)は9:30~21:00
※入場は閉館時間の30分前まで
休館日:月曜日、7月16日(火)、8月13日(火)
※ただし7月15日(月・祝)、8月12日(月・振休)は開館
観覧料:一般 1,900円(1,600円)
高大生 1,200円(900円)
中学生 700円(600円)
小学生以下 無料(要保護者同伴)
「鳥獣戯画」3期セット券 4,200円(前売限定。高山寺御朱印、図録割引券付き)
※( )内は以下の割引料金です。
・前売料金
・10名以上の団体料金
・リピーター割引料金(北海道立近代美術館または他の道立美術館・芸術館で開催した特別展の観覧半券を提示の場合。1枚につきお一人1回限り有効。有効期限は半券に記載)
※観覧料の一部を、2018年台風被災からの復興資金として高山寺に寄進します
近美コレクションとの共通券
一般 2,200円 高大生 1,250円(当日券のみ)
無料になる方:小学生以下(要保護者同伴)、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)及びその介護者(1名)など。受付で手帳等を要提示
住所:〒060-0001 札幌市中央区北1条西17丁目
TEL:011-644-6881・FAX:011-644-6885
URL:北海道立近代美術館
京都の高山寺(こうさんじ)には、中興開祖・明恵上人(1173〜1232)にまつわる文化財が数多く伝わっています。12,000点にもおよぶ典籍文書、仏画を中心とする多種多様な絵画、優れた仏師たちが手掛けた彫刻、明恵が生きた時代の息吹を感じさせる工芸品や建築など、驚くべき質と量を誇ります。本展では、明恵の生涯とその教えをたどりつつ、最も親しまれている国宝「鳥獣戯画」をはじめとする高山寺の貴重な文化財の数々を紹介するとともに、それらの伝承を担ってきた高山寺という希有な寺院の実像に迫ります。
紀伊国在田(現在の和歌山県有田郡)に生まれ、幼くして仏の道に進んだ明恵は、建永元年(1206)に後鳥羽院から栂尾(とがのお)の地を賜り、高山寺を再興しました。ひたむきに修行に打ち込み率先して範を示した明恵は、多くの弟子に慕われ、皇族や武家の要人からも支持を集めました。それとともに膨大な数の経典や絵画、彫刻等の宝物が高山寺に集まったのです。また明恵は日本で初めて茶園を開いた人物としても知られており、高山寺境内の茶園は「日本最古の茶園」と呼ばれています。平成6年(1994)には明恵時代の唯一の遺構・石水院をはじめとする高山寺の寺域全体が、世界文化遺産に登録されました。
高山寺に息づく明恵の精神は、時代を問わず様々な人々を惹きつけてきました。明治期の住職・土宜法龍(どぎほうりゅう)との往復書簡により思索を深めた南方熊楠(みなかたくまぐす)、明恵の「茶恩」に報いようと高山寺に茶室と茶道具を寄進した近代数寄者たち、明恵の和歌を度々揮毫した川端康成、10年近くの歳月をかけて明恵への思いを綴った白州正子、独自の視線で高山寺の細部を写した土門拳…。本展では近現代の文化人たちが明恵や高山寺に向けた思慕や憧憬の様子を紹介します。また、永年にわたって高山寺の典籍文書を網羅的に調査研究している高山寺典籍文書綜合調査団の歴史を紹介します。
*国宝「鳥獣戯画」は全4巻を3期に分けて展示し、各巻とも途中で場面替えを行います。また、この他の絵画・典籍は前期と後期に分けて展示します。
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