「地震のほしをさぐる ―地球深部探査船『ちきゅう』再び東北沖7,000mの深部へ!」日本科学未来館

「地震のほしをさぐる ―地球深部探査船『ちきゅう』再び東北沖7,000mの深部へ!」日本科学未来館

名称:「地震のほしをさぐる ―地球深部探査船『ちきゅう』再び東北沖7,000mの深部へ!」日本科学未来館
会期:2024年8月1日(木)〜2024年9月9日(月)
会場:日本科学未来館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:9月3日は休館
入場料:無料
住所:〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6
TEL:03-3570-9151
URL:日本科学未来館

日本科学未来館(略称:未来館 館長:浅川智恵子)は、研究開発の「いま」を見せるシリーズ「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」の第7弾として、特別企画「地震のほしをさぐる ―地球深部探査船「ちきゅう」再び東北沖7,000mの深部へ!」を8月1日(木)~9月9日(月)に開催します。地球のダイナミックな活動のひとつ、地震。本企画では、地震のメカニズムの解明に貢献する探査船「ちきゅう」に着目し、世界最高レベルの科学掘削能力を持つ「ちきゅう」の特徴を実物や模型などで展示します。また東北地方太平洋沖地震の震源域での掘削調査で得られた研究成果や、今年9月から実施予定の新たな研究航海を紹介します。「ちきゅう」に乗船する研究者やクルーにも注目し、謎の多い地震のメカニズムの解明に挑む人々に迫ります。
「ちきゅう」は、海底を掘り進めることで堆積物や岩石などを含む地質試料(コアサンプル)を直接採取することができる探査船です。船を運用する海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、東北地方太平洋沖地震発生の翌2012年に「ちきゅう」で震源域の迅速な掘削調査を行い、巨大地震について研究を進めてきました。そして今年9月、まだ解明されていない謎に迫るため再び東北沖で調査航海を実施します。
会場には、海底掘削ツールの先端部分である「ドリルビット」の実物や、「ちきゅう」の100分の1スケールの模型などを展示します。また、「ちきゅう」の大きさを感じてもらうため、船底のプロペラ推進器「アジマススラスタ」(外径約4.6メートル)の実物大グラフィックも展示。船体の中央にそびえ立つ「デリック」と呼ばれる巨大なタワー(掘削やぐら)の画像を背景に、調査研究に挑む「ちきゅう」のクルーになりきって写真を撮ることができるフォトブースも設置します。さらに、会場内と常設展示フロアをめぐるワークシートを用意。海洋科学掘削に加えて、人工衛星や惑星探査などの「地球・宇宙をさぐる科学技術」について楽しみながら学ぶことができます。
期間中の8月31日(土)には、「ちきゅう」で東北地方太平洋沖地震の研究を進めてきた研究者と、今年9月から実施予定の新たな掘削調査に挑むメンバーをお招きし、来館者とともに応援メッセージを届けるイベントを開催します。

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