「福井勇─ あいまいな輪郭」京都府京都文化博物館

「福井勇─ あいまいな輪郭」京都府京都文化博物館

名称:「福井勇─ あいまいな輪郭」京都府京都文化博物館
会期:2024年8月3日(土)〜2024年9月23日(月)
会場:京都府京都文化博物館
開館時間:10:00 〜 19:30
   特別展期間中は18:00まで
   特別展期間中の金曜日は19:30まで
休館日:月曜日
   8月12日、9月16日、23日は開館
   8月13日、9月17日は休館
入場料:一般 500円、大学生 400円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
住所:〒604-8183 京都府京都市中京区三条高倉
TEL:075-222-0888
URL:京都府京都文化博物館

福井勇《水辺の花》1935年、京都府蔵(京都文化博物館管理)
福井勇《水辺の花》1935年、京都府蔵(京都文化博物館管理)

福井勇は1908(明治41)年、京都府綾部市に生まれました。京都府師範学校を卒業した福井は京都市立下鳥羽小学校に勤務、教職のかたわら絵を学び始めます。1930(昭和5)年頃から関西美術院に通い黒田重太郎の指導を受けた福井は、二科展や京都市美術展覧会(市展)を発表の場とし、画家としての経験を重ねていきました。
戦後は京都市立小・中学校で教鞭をとりつつ、行動美術協会を拠点とした制作活動を展開します。教育者としての生活の中に、柿や柘榴、虞美人草、そして終の住処となる亀岡の風景を眺め続けた画家・福井の、深く静かな絵画世界が構築されていきました。空間全体を柔らかく包み込む背景の中を、揺るぎない「もの」の輪郭が静かに漂います。行動美術協会の画家・向井潤吉は、福井のことを「黙柿亭(もくしてい)」と呼称しました。
本展では、霧深い亀岡の盆地を拠点として、身近なモチーフや風景を描き続けた画家・福井勇の、柔らかく豊かな絵画世界をご覧いただきます。

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