名称:「建物公開2024 あかり、ともるとき」東京都庭園美術館
会期:2024年9月14日(土)〜11月10日(日)
会場:東京都庭園美術館
開館時間:10時 〜 18時 (入館は閉館の30分前まで)
料金:オンラインによる事前予約制を導入しています
一般 1,000円 (800円)
大学生 800円 (640円)
中学生・高校生 500円 (400円)
65歳以上 500円 (400円)
( )内は団体料金。団体は20名以上(事前申請が必要)
小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料(手帳の提示をお願いします)
教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)
第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料
2024年10月9日(水)・23日(水)は、フラットデー開催のため無料・割引対象者以外は要事前予約
休館日:毎週月曜日 ただし9月16日・23日、10月14日、11月4日は開館、9月17日・24日、10月15日、11月5日は休館
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
年間協賛:戸田建設株式会社、ブルームバーグ L.P.、ヴァン クリーフ&アーペル
住所:〒108-0071東京都港区白金台5-21-9
TEL:03-5777-8600
URL:東京都庭園美術館
見上げてときめく、多彩な灯りの世界
本展は、1933年(昭和8)に竣工した旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の建築としての魅力を存分にご堪能いただくため、年に一度開催している建物公開展です。これまで当館では毎回テーマを設定し、様々な角度から建物公開展に取り組んでまいりました。今回は、この建物のみどころの一つとも言える「照明」に焦点を当てます。
1920年代、滞在中のフランス・パリにて、当時全盛期だったアール・デコの様式美に触れ、魅せられた朝香宮夫妻。帰国後、最先端の技術と最高級の素材を用い、アール・デコの精華を積極的に取り入れた自邸を建設しました。フランスの装飾美術家アンリ・ラパンが主要な部屋の室内装飾を手がけ、宮内省内匠寮の技師らが全体の設計を担い、日仏のデザインが融合する形で完成した建築です。現在は美術館として活用していますが、竣工時からの改変はわずかで、当時の様子を良好な状態で伝えることから、国の重要文化財に指定されています。
天井や壁面に据えられた照明は、旧朝香宮邸の室内空間において特に印象的な要素です。こだわりの材質やディテールがあしらわれた照明器具の多くは、この邸宅のために制作されたもので、華やかさと独自性を高めています。本展では、各室の照明に関する解説、資料を通して旧朝香宮邸の魅力に迫るとともに、同時代のランプ類を展示します。また、本館の窓のカーテンを開け放ち、自然の光を感じる空間で、宮邸時代の家具や調度を用いた再現展示をお楽しみいただきます。
秋の季節、やわらかな光を放つ灯りのもと、心に染み入るひと時をご堪能ください。
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