名称:「九谷赤絵の極致―宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界―」兵庫陶芸美術館
会期:2024年9月7日(土)~2024年11月24日(日)
会場:兵庫陶芸美術館
展示室:展示室1・2・4・5
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日
※ただし9月16日(月・祝)、9月23日(月・振休)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は開館し、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)は休館
観覧料:一般 1,200円(900円)
大学生 900円(700円)
高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金です
※70歳以上の方は半額になります
※障害のある方は75%割引、その介助者1名は無料になります
住所:〒669-2135兵庫県篠山市今田町上立杭4
TEL:079-597-3961
URL:兵庫陶芸美術館
赤絵の技法は、中国の宋赤絵を起源とし、江戸時代に日本に伝わりました。九谷焼においては、江戸時代前期の古九谷を経て、江戸時代後期に現在の石川県加賀市で開窯した再興九谷の宮本屋窯(みやもとやがま)(1832~59)において大成し、明治期に「ジャパンクタニ」として世界に名を馳せた輸出九谷の誕生や発展につながりました。さらに、九谷赤絵の技術は飛騨の渋草焼(岐阜県)、近江の湖東焼(滋賀県)、越前の三国焼(福井県)などの窯業地にも伝播しています。
宮本屋窯の赤絵は、黒みがかった赤(俗称・血赤)で文様を細かく描き込んだ赤絵細描と、金彩ととともに赤以外の上絵釉を用いたことを特徴としています。また、画題の一部に、中国・明時代の墨の文様集『方氏墨譜(ほうしぼくふ)』から着想を得たことで独自性を生み出しました。宮本屋窯の主画工・飯田屋八郎右衛門(1801~48)は赤絵細描に優れた手腕を発揮し、宮本屋窯は別名「飯田屋窯」とも呼ばれています。
本展では、これまでまとまって取り上げられる機会の少なかった宮本屋窯の作品を一堂に会して紹介します。細密描写を実現した高い技術力、独自の意匠性による豊かな表現世界をお楽しみください。
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