名称:吉江淳 写真展「出口の町」OGU MAG
会期:2024年9月5日(木)-15日(日)
開館時間:13:00 〜 19:00
最終日は18:00まで
休館日:月曜日、火曜日、水曜日
入場料:無料
会場:OGU MAG
住所:〒116-0012 東京都荒川区東尾久4-24-7
TEL:080-5523-6604
URL:OGU MAG
このたび2024年9月5日(木)-15日(日)まで、吉江淳 写真展「出口の町」をギャラリーOGU MAGにて開催いたします。また 展示と同じタイトルの写真集『出口の町』が 2024年9月6日 ふげん社より発行されます。
ステイトメント
生まれ育ち、今も暮らすこの地域は関東平野の端にあって、大いなる自然も都市的景観も持ち合わせていない。
ポンプ式に様々な事物が届けられ、それらが押し出された町の端では人工と自然、中心的と局所的、新しいものと古いものが入り混じる汽水域のような境界が見え隠れしている。
一方、町の外れには利根川が流れている。源流から河口への雄大な流れの循環から90°視点を変えてみれば、そこは町から様々なものが流れ着く最終地だ。消化しきれなかった我々の生活排泄物とも呼べる澱が草むらに覆われ点在している。県境でもある川は低い土地であり、町の出口と呼んでよい場所だ。
この地域には決して魅力的な景色があるわけではない。多くの人が「何もない」という土地にはしかし、何もない景色があって、私にとっては、明媚な風景よりも自然について、都市的な風景よりも生について強く響いてくる。
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