「退任記念 斉藤典彦展 ―水の國/白き森―」東京藝術大学大学美術館

斉藤典彦《高麗集》2013年 各32.0× 45.0cm 薄美濃紙/アクリル板、岩絵具/顔料/金属泥、膠 作者蔵

名称:「退任記念 斉藤典彦展 ―水の國/白き森―」東京藝術大学大学美術館
会期:2024年10月26日(土)~2024年11月10日(日)
会場:東京藝術大学大学美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:10月28日(月)、11月5日(火)
観覧料:無料
住所:〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:東京藝術大学大学美術館

斉藤典彦《はるのやま》2008年 180.0×480.0cm 雲肌麻紙、岩絵具/顔料、膠 作者蔵
斉藤典彦《はるのやま》2008年 180.0×480.0cm 雲肌麻紙、岩絵具/顔料、膠 作者蔵

斉藤典彦(さいとうのりひこ)は、1995年より東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻で教鞭をとり、現在は教授を務めています。2025年3月の退任を機に、その画業と足跡を辿る展覧会を開催します。
斉藤典彦は、1957年神奈川県生まれ。東京芸術大学在学中の1976年に創画展に初入選。1989年第10回山種美術館賞展出品の《Shaman Moon》が優秀賞を受賞。1994年《Nachi》が文化庁作品買上(東京国立近代美術館蔵)。創画展でも受賞を重ね、1995年文化庁派遣芸術家在外研修員として ロンドンに留学。その後、水の国、日本を表す《Water Land》シリーズ、また《MORI O OMOU》シリーズが注目され、2007年には平塚市美術館で個展が開催されました。
本展では、それ以降の《はるのやま》《しぐれの》《こまやま―なつ》《WL-002W》を中心に60余点を展示します。これら地元の高麗山を散策する中で生まれた作品は、自然に潜む目に見えない根源的な気配が表され、近年の斉藤作品の集大成ともいえる新作「白き森」へ繋がっていきます。絹、屏風、掛軸、アクリル板など多様なかたちの作品で構成された本展覧会は、現代の日本画表現にこだわり続けてきた斉藤典彦の歴史そのものです。

斉藤典彦《しぐれの》2009年 162.1×363.6cm 大濱紙、岩絵具/顔料/金属泥、膠 作者蔵
斉藤典彦《しぐれの》2009年 162.1×363.6cm 大濱紙、岩絵具/顔料/金属泥、膠 作者蔵
斉藤典彦《in her garden》2005年 210.0×520.0cm 雲肌麻紙、岩絵具/顔料、膠 練馬区立美術館蔵
斉藤典彦《in her garden》2005年 210.0×520.0cm 雲肌麻紙、岩絵具/顔料、膠 練馬区立美術館蔵
斉藤典彦《Heatherの丘》1997年 227.3×181.8cm 雲肌麻紙、岩絵具/顔料、膠 作者蔵
斉藤典彦《Heatherの丘》1997年 227.3×181.8cm 雲肌麻紙、岩絵具/顔料、膠 作者蔵
斉藤典彦《春山》2012年 210.0× 90.0cm 絹、岩絵具/顔料/金属泥、膠 作者蔵
斉藤典彦《春山》2012年 210.0× 90.0cm 絹、岩絵具/顔料/金属泥、膠 作者蔵
斉藤典彦《WL-008 白光》2022年 60.6× 91.0cm 絹、岩絵具/顔料、膠 個人蔵
斉藤典彦《WL-008 白光》2022年 60.6× 91.0cm 絹、岩絵具/顔料、膠 個人蔵
斉藤典彦《WL-011 白き森》2024年 273.0×466.8cm 絹、岩絵具/顔料、膠 作者蔵
斉藤典彦《WL-011 白き森》2024年 273.0×466.8cm 絹、岩絵具/顔料、膠 作者蔵
斉藤典彦《高麗集》2013年 各32.0× 45.0cm 薄美濃紙/アクリル板、岩絵具/顔料/金属泥、膠 作者蔵
斉藤典彦《高麗集》2013年 各32.0× 45.0cm 薄美濃紙/アクリル板、岩絵具/顔料/金属泥、膠 作者蔵

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