名称:「国際陶磁器フェスティバル美濃’24」
会期:2024年10月18日(金)〜11月17日(日)
テーマ:土と炎の国際交流
会長:岐阜県知事 古田 肇
会場:Ceramics Park MINO,etc.セラミックパークMINOほか
料金:当日券:1500円
前売券:1200円
対象施設:岐阜県現代陶芸美術館、多治見市美濃焼ミュージアム、多治見市モザイクタイルミュージアム、瑞浪市陶磁資料館、土岐市美濃焼伝統産業会館、荒川豊蔵資料館
URL:「国際陶磁器フェスティバル美濃’24」
「国際陶磁器フェスティバル美濃」の開催は、陶磁器業界のデザイン意識の高揚と技術の研鑽により、地場産業の振興をはかるとともに美濃焼製品の世界へのPRを目的としたものです。
岐阜県の東濃地方(多治見市・瑞浪市・土岐市)は、千年を超える陶磁器生産の歴史を持つ”美濃焼”の主産地であり、その生産量は国内最大を誇っています。
にもかかわらず、美濃焼の知名度は、他産地と比べ余り高くはありませんでした。その理由としては美濃焼の宣伝不足、消費者ニーズにあった製品開発不足等が挙げられます。国際陶磁器フェスティバル美濃の開催は、こうした状況を打破する起爆剤として計画されました。
昭和58年12月、多治見市において、日本陶磁器工業協同組合連合会、日本陶磁器卸商業協同組合連合会の協力を得、国際的な陶磁器コンペティション開催の可能性をさぐる検討会が始まり、昭和59年11月、フェスティバル開催のための調査団をスペイン・デンマークに派遣しました。この中で海外の技術者、デザイナー及び業界関係者と懇談し、国際化する中で美濃焼が生き残っていくためには世界のデザインを知ることが必要であり、ヨーロッパ各国の協力も得ることができそうであるとの意見が出され、調査団は報告書の中で「美濃で国際デザインコンペの開催」を提言しました。
昭和60年2月、岐阜県、多治見市、瑞浪市、土岐市、笠原町、商工会議所、陶磁器業界、青年会議所などで構成する「国際陶磁器デザインコンペ開催準備委員会」が発足しました。
また、中小企業庁が助成する本事業の補助金が中小企業デザイン国際化振興事業として取扱われるようになったことから同事業費の交付先である日本商工会議所を経て多治見商工会議所に助成されることが決まり、こうした経緯から昭和61年11月開催のための諸準備を推進する準備事務局を多治見市役所に設け、開催にむかって取り組むことになりました。昭和60年7月、多治見市役所に関係者が集まり国際陶磁器フェスティバル美濃’86開催委員会の設立総会が行われ、事業計画、収支予算、役員などを決定し、1年余り後のフェスティバルをめざして各作業が精力的に開始されました。
その後、開催のための事務局が昭和61年3月から多治見市役所内に設けられ、同年11月2日に第1回となる「国際陶磁器フェスティバル美濃’86」が幕を開けました。
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