秋季展「利心休せよ 正木と茶の湯文化」正木美術館

秋季展「利心休せよ 正木と茶の湯文化」正木美術館

名称:秋季展「利心休せよ 正木と茶の湯文化」正木美術館
会期:2024年9月7日(土)〜12月1日(日) 
会場:正木美術館
観覧料金:一般700円
休館日:月曜日(9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月17日、9月24日、10月15日、10月22日~10月23日、11月5日
住所:〒595-0812大阪府泉北郡忠岡町忠岡中2-9-26
TEL:0725-21-6000
URL:正木美術館

天下一の茶湯者とされる千利休(1522~91)は16世紀半ばから後半に生き、わび茶の大成を成し遂げた人物として知られている。唐物尊重の茶の湯の成立から、やがて村田珠光(1423~1502)、武野紹鴎(1502~55)、千利休らの茶匠による新しい道具の選択や創作、茶室の改良、作法の整備によって、独特の美意識にもとづく茶の湯の世界が創造された。
正木美術館コレクションの中心である水墨画や墨蹟といった中世禅林文化の作品は、茶の湯の世界で「第一の道具」と称され、茶道具としてたいへん重要視されてきた。同館創設者の正木孝之(1895~1985)が中世禅林文化に関心を持ちコレクションを形成していく中で、茶の道を志し、熱心に修練に励むようになったのはごく自然な成り行きであったといえる。
本展では茶の湯の世界に焦点をあて、利休の存命中に描かれた唯一の作品「千利休像」(重文、伝長谷川等伯筆)、大徳寺の開山である宗峰妙超(1282~1337)によって書された墨蹟「大燈国師墨蹟 渓林偈・南嶽偈」(国宝)をはじめとする中世禅林文化の作品、また孝之が実際に茶席でも用いた茶道具を紹介する。
※会期中展示替えあり

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