「太白焼展~近代美濃のはじまり~」市之倉さかづき美術館

「太白焼展~近代美濃のはじまり~」市之倉さかづき美術館

名称:「太白焼展~近代美濃のはじまり~」市之倉さかづき美術館
会期:2024年9月27日(金)〜11月24日(日)
会場:市之倉さかづき美術館
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
料金:400円(常設展示:さかづき展示室・巨匠館 含む)
休館日:火曜日
住所:〒507-0814 岐阜県多治見市市之倉町6-30-1
TEL:0572-24-5911
URL:市之倉さかづき美術館

美濃磁器の原点であり、出発点でもある太白焼の展覧会を開催いたします。
幕末の文化年間に、瀬戸の加藤民吉が有田より染付磁器製造の技術を持ち帰り、瀬戸・美濃に瞬く間に広まりました。
この美濃染付の揺籃期のものを、太白焼(太白手)といい、素地は炻器土の上に白化粧を施し、呉須は山呉須を使って描き、素朴な作風となっています。
この太白焼の美濃における最も古い窯元は、初代加藤幸兵衛です。
その後、新製焼といわれる磁器系で透光性の高い素地に鮮やかな発色の染付へと変貌を遂げ、太白焼は自然消滅してしまいましたが、磁器製造で息を吹き返した美濃は、日本有数の陶産地として発展を遂げて行きました。
まさに太白焼こそが近代美濃焼のはじまりであったのです。
近年、太白焼については俄かに注目を集めており、岐阜県セラミックス研究所による成分分析と、古陶磁愛好家による研究の深まりによって、このたび 幸兵衛窯の開窯220年記念の機会に当館で展示できる運びとなりました。
太白焼の鷹揚で味わい深い魅力を再発見していただければ幸いに存じます。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る