名称:「創られたキリシタン像(イメージ)―排耶書・実録・虚構系資料―」西南学院大学博物館
会期:2024年8月23日(金)~10月5日(土)
会場:西南学院大学博物館1階特別展示室・廊下・常設展示室(日本キリスト教史コーナー)
休館日:日曜日
入館料:無料
主催:西南学院大学博物館
協力:平戸市生月町博物館・島の館 南島原市教育委員会
住所:〒814-8511福岡県福岡市早良区西新3-13-1
TEL 092-823-4785
FAX 092-823-4786
URL:西南学院大学博物館
1549(天文18)年の伝来以降、キリスト教は日本各地で発展したが、1587(天正15)年の伴天連追放令からはじまる禁教政策によって衰退していった。 そして、江戸時代には脚色を含む排耶書(反キリスト教書)や実録体小説などによって、キリシタンの誤ったイメージが広まっていった。
1865(慶応元)年のいわゆる「信徒発見」により、禁教期にも信仰を保ち続けたキリシタンたちの存在が明らかとなった。その後、キリシタンへの弾圧が一層厳しくなったが、 西洋諸国の非難もあり1873(明治6)年に禁教令の高札が撤廃された。こうしてキリスト教の信仰は許されたものの、排耶書の刊行や民衆レベルでの差別はつづいた。 大正時代になると、新たなキリシタン遺物の発見などを契機として、キリシタンに対する非学術的な関心が高まり、キリシタン(南蛮)ブームがおこった。キリシタン遺物探索が 盛んとなり、日本各地で新しいキリシタン遺物が「発見」されるようになる。
本展覧会は、キリシタンイメージの形成とその所産を表すものとして、「排耶書」「実録」「虚構系資料」という三種の資料群を展示し、近世初期から現代までの変化をたどるものである。
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