名称:「生誕90年記念 藤戸竹喜の世界展」北海道立旭川美術館
会期:2024年9月14日(土)〜11月17日(日)
会場:北海道立旭川美術館
観覧料金:一般1,300円ほか
休館日:月曜日(9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月17日、9月24日、10月15日、11月5日
住所:〒070-0044北海道旭川市常磐公園内
TEL:0166-25-2577
URL:北海道立旭川美術館
今、北海道を代表する木彫家、藤戸竹喜(1934~2018)の驚異的な仕事に熱い眼差しが注がれている。
藤戸竹喜は、北海道の美幌町に生まれ、少年期を木彫り熊の職人で賑わう旭川市近文で過ごした。熊彫りの名工として知られた父・竹夫のもと、12歳から熊彫りを始め、15歳には、一人前の職人として木彫り熊を店頭で彫り始めた。以来一貫して木彫制作に取り組み、1964年、30歳で北海道釧路市阿寒湖畔に民芸品店「熊の家」とアトリエを構えて独立。アイヌ民族の伝統的な彫りの技を受け継ぎながら、熊、狼、狐やシャチ、ラッコ、エビ、カニなど北に生きる動物たちや、先人たちの威厳あふれる肖像彫刻へと作域を広げ、独自の芸術世界を創造した。生命あるものへの深い愛情に根ざした生気あふれる表現は、国内外から高く評価され、2015年に北海道文化賞受賞、2016年には文化庁から地域文化功労者として表彰されている。本展では、藤戸竹喜の仕事の全容を、初期から晩年に至る代表作約90点によって紹介するとともに、藤戸竹喜が受け継ぎ、収集したアイヌコレクションをあわせて紹介する。
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