落合陽一 「どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」日下部民藝館

落合陽一 「どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」日下部民藝館

名称:落合陽一 「どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」日下部民藝館
会期:2024年9月14日(土)〜2024年11月4日(月)
会場:日下部民藝館
開館時間:10:00 〜 16:00
休館日:会期中無休
入場料:一般 1500円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 500円、未就学児 無料
住所:〒506-0851 岐阜県高山市大新町1-52
電話:0577-32-0072
URL:日下部民藝館

落合陽一は「デジタルネイチャー(計算機自然)」という独自の概念を通じて、テクノロジーと自然、人間と機械の新たな関係性を提示し続けています。日下部民藝館での数年の展覧会の特徴の中に、昨年から続くプログラミングの「ヌル」概念と東洋哲学の「空」の思想を結びつけた表現があり、今回も「ヌルの神様」という表現でそれが物象化します。
本展では、神道と仏教の習合を現代的に解釈し、デジタル技術と融合させる試みが展開されています。例えば、神社の鳥居や仏閣をモチーフにしたインスタレーションが、コンピュータ制御のシンセサイザーと連動し、伝統と革新が交錯する空間を創出します。また、「あめつち歌」や「いろは歌」といった日本の伝統的な言葉遊びをデジタル技術で再解釈する作品群は、古来の文化と最新技術を融合させることで、計算機自然における日本文化の新たな表現方法を提示しています。
本展は、アートとテクノロジー、伝統と革新の境界を越えて、新たな文化的価値を創造しようとしています。具体的には、日本の伝統文化とデジタル技術を融合させることで、グローバル化の中で失われつつある文化的アイデンティティを再定義し、分野統合による真なる現代性(コンテンポラリー性)における日本文化の新たな可能性を探っています。観客の皆様には、この展示を通じて計算機自然の芸術と人間について、新たな視点を得ていただければ幸いです。

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