「指宿橋牟礼川遺跡国指定100年〜日本の歴史を変えた先史時代のポンペイ〜」時遊館CoCCoはしむわ

「指宿橋牟礼川遺跡国指定100年〜日本の歴史を変えた先史時代のポンペイ〜」時遊館CoCCoはしむわ

名称:「指宿橋牟礼川遺跡国指定100年〜日本の歴史を変えた先史時代のポンペイ〜」時遊館CoCCoはしむわ
会期:2024年10月5日~2025年3月2日(日)
会場:時遊館CoCCoはしむわ
開館時間:9:00~17:00(但し入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(但し祝日の場合はその翌日)と毎月第4水曜日、12月29日から翌年1月3日
住所:〒891-0403 鹿児島県指宿市十二町2290
TEL:0993-23-5100
URL:時遊館CoCCoはしむわ

大正13(1924)年に国指定史跡に指定された「指宿橋牟礼川遺跡」は令和6年度に指定から100年を迎える。指宿橋牟礼川遺跡の発掘調査は,日本考古学の黎明期において,京都帝国大学の濱田耕作や長谷部言人らによって行われた。この調査によって,火山灰層をはさんで下層から縄文土器,上層からは弥生土器が出土したことで,縄文時代が弥生時代よりも古いことが日本で初めて層位学的に証明された。現在の日本史の常識は指宿橋牟礼川遺跡の発掘調査によって明らかになったことになる。
また,発掘調査の結果,開聞岳の火山灰で埋もれた火山災害遺跡であることも明らかとなり,指宿橋牟礼川遺跡は「先史時代のポンペイ」と呼ばれるようになった。指宿橋牟礼川遺跡は縄文と弥生の新旧課題だけでなく,災害の脅威についても現代社会に発信できる情報を有していた点で,現代的視点で見ても重要な遺跡と評価できる。
本企画展では,指宿橋牟礼川遺跡の発見史から発掘調査に至る過程や遺跡の重要性を県内外に広く周知するとともに,多くの火山に囲まれて生活する私たちの生活にとっても身近な課題である火山災害について考える機会を提供することを目的とする。

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