名称:菱田春草生誕150年記念特別展「創造の道筋 -画巻《四季山水》への歩み-」飯田市美術博物館
会期:2024年10月5日(土)〜11月4日(月)
会場:飯田市美術博物館
観覧料金:一般700円
休館日:月曜日(10月14日、11月4日は開館)、10月15日
住所:〒395-0034長野県飯田市追手町2-655-7
TEL:0265-22-8118
URL:飯田市美術博物館
本年は飯田出身の日本画家・菱田春草(1874~1911)の生誕150年となる。飯田市美術博物館では、「春草が作品を生みだすために何をしたのか」を、作品や資料をもとにみていく展覧会を開催する。
今回注目するのは四季の風情を長大な巻物に描いた《四季山水》。眼病に倒れた春草が、療養中に援助してくれた秋元洒汀(1869~1945)に、感謝の意をこめて描いた作品だ。春の丘陵、夏の水辺、秋の森林、冬の海辺と、みるものを四季の旅へといざなうように場面を展開していく。そして本図には小下絵と大下絵が現存しており、作品の着手から完成までの推移をつぶさに追うことができる。
本展では、《四季山水》の情感ゆたかな世界を旅しながら、春草の制作の背景を探っていく。春草の下絵や模写、写生などの資料は、春草の遺族がこれまで継承してきた。そして生誕150年にあわせて、これらの資料は飯田市美術博物館に寄贈されることになったという。本展では寄贈品のなかから、春草の制作活動を読み解ける資料を中心に展示。生誕150年という機会に、春草の創造の道筋をたどっていく展覧会だ。
※会期中展示替えあり
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。