名称:「岩田榮吉の世界 若き日の風景画から」横浜本牧絵画館
会期:2024年10月12日(土)〜2025年1月19日(日)
会場:横浜本牧絵画館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:火曜日
12月27日~1月3日は休館
入場料:一般 500円、65歳以上・障がい者手帳提示 400円
住所:〒231-0822神奈川県横浜市中区本牧元町40-7
TEL:045-629-1150
URL:横浜本牧絵画館
岩田榮吉(1929~1982)は当館のメインコレクション作家です。その画風は、端的に「ヨーロッパ絵画の伝統を深く理解し、人形などをモチーフとする写実的な細密表現の静物画を中心に、独自の絵画世界を追求した」と言えるでしょう。
しかし若い頃の一時期、岩田は風景画を集中的に描いていました。しかもそれらは写生に基づくものでもなく、写実的な細密表現でもありません。その間にはどのような経験と思考の変遷があったのでしょうか。また、以後の制作とのつながりは無かったのでしょうか。
「絵画はすべて風景画」とも言われます。実際の景色景観を対象とするだけでなく、実景を再構成した心象的な風景画、さらには潜在する心奥を象徴的に表現した静物画もまた一種の内面風景であるとすれば、そこは断絶でなく伏流と化しただけなのかもしれません。
今回の展示では、学生時代の作品8点にみる風景の扱い方・描き方と、その後渡仏後30歳台前半に集中的に取組んだ風景スケッチと油彩作品計27点、その他作品4点に写真資料を加え、岩田の画業全体に「風景画」がどのような意味を持っていたのかを探ります。
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