「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」TOTOギャラリー・間

「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」TOTOギャラリー・間

名称:「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」TOTOギャラリー・間
会期:2025年1月16日(木)〜2025年3月23日(日)
会場:TOTOギャラリー・間
開館時間:11:00 〜 18:00
休館日:月曜日、祝日
   2月23日は開館
入場料:無料
住所:〒107-0062東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
TEL:03-3402-1010
URL:TOTOギャラリー・間

TOTOギャラリー・間では、「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」を開催します。
吉村靖孝氏は建築活動の初期の頃より、建築が人びとのふるまいなどの自発的な動きと、社会制度や状況など多様な社会的条件との架け橋になれるよう、両者のさまざまな関係構築を試みてきました。
たとえば、既成のテント倉庫で木造建築を覆うことで、大きな一室空間の下で子どもがのびのびと過ごせる子育て支援施設を実現した「フクマスベース」(2016年)、建築を不動産と動産のあいだととらえ、土地に縛られずに住む場所の選択ができる生活を仮想した「半動産建築」の「ホームトゥーゴー#001」(2019年)、人間だけでなく動物もともに幸せな人生を送れるアニマル・ウェルフェア社会を構想した「滝ヶ原チキンビレジ」(2021年)など、これから日本が直面する人口減少社会における、新しい住まいや暮らしのあり方を模索しています。
吉村氏が探究するこれら現代社会における建築の拡張性をさらに進めるために、仮に建築家個人の作家性を「不在」にしたら何が起きるのか? 氏が自らの作品を題材に、本展覧会を通して問いかけます。
本展では、吉村氏の7つのプロジェクトを異なる漫画家が7つのストーリーとして描き下ろすことにより、建築の新たな解釈の可能性を探ります。二次元の絵画表現の中でも特に独自の発達を遂げ、私たちの日常生活にも馴染み深いものとなった漫画の世界。漫画が建築と出逢い、建築家の手を離れた先に描かれるものはなにか。建築と漫画のコラボレーションによって生まれるものを、発見していただければ幸いです。

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